about LURE FISHING/mainly Kanagawa pref., sometimes Expedition/bass,trout,squid and more!/camera:CANON POWERSHOT SX260HS


by rikkyofishing
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【遠征】5月3日 桜島宇土港(避難港8番)、赤水港

【遠征】5月3日 桜島宇土港(避難港8番)、赤水港


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御岳からの噴煙と思われるもくもくしたものを激写!?(桜島宇土港にて)


 この日も観光客でいっぱいの桜島フェリーから地元のお年寄り(と、思われる)ばかりの路線バスに乗ってポイントを探す。


鹿児島港から桜島を望む。なぜかこの日からは晴天。種子島の雨模様がウソのようだ

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15分の船旅。近いが、鹿児島市街の港に比べ、桜島は圧倒的に人が入っていない

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変なところで下された

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小道を行く

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海が見えてきた

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 風は西から北西であり、昨晩入った赤生原港、長谷港、武港辺りは真向かいからの風を受けることとなり厳しそう。Googleマップで確認すると、フェリー乗り場から見て桜島の反対側辺りにもいくつか港があった。軽くググってみたところ、宇土港という港が良さそうな感じだった。バスを乗り継いで龍神小学校前で下車。本当は宇土東というバス停もあって、港から坂を上がったところにあるのだが、なぜか私の乗ったバスの運転手はこのバス停をすっ飛ばした。そのため、バス停ひとつ分歩くはめになった。


 もっとも、いわゆる「日常を離れた」田舎の景色のなかを歩くのは悪い気分ではない。


 10分ほどでたどり着いた宇土港(避難港8番)は港の規模としては狭い。もともと避難港は避難のためだけに作られたものなので大きい必要はないのだろうが、湾の内部に作られているため、開けた場所に作られていた昨晩の3つの避難港と比べるの試行錯誤する物理的なスペースに乏しい印象。


意外と狭かったんだな、これが

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夜間立ち入り禁止

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ここより奥はそもそも立ち入りが禁止

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 しかも、船の盗難被害が発生しているとかで、船着き場は立ち入り禁止。西伊豆などの、立ち入り禁止、釣り禁止、に嫌気がさして1,000キロ以上も移動してきたはずなのだが、どこも同じような状況だ。ほんとうに、誰かがなんとかしないといつか日本の海は気軽に釣りができなくなってしまうよ。


 明らかに普通と違う黒々とした岩の上に登って港内部から湾の出口方向に向かってキャスト。ここは赤潮がひどくはなく、海水の色もクリアだ。しかし、なんか釣れる感じはしない。少なくとも、場合によっては今晩遅くまで粘ろうかという気などはしてこない。スミ跡はあるが、古そう。


赤潮は溜まっていない

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水の色も、まあ、きれい

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スミ跡、らしきもの、もある

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 結局、エギのダート具合をチェックするのみになってしまった。お腹が空いてリアル裸の大将状態になってきた。また、この閉塞状況を打開するには、信じられる情報源が必要だ。便所の落書きではなく、出版されたものの情報を見て、場所を大きくかえるのか、桜島で粘るのか、総合的に判断したかった。


 私は情報収集のためいったん鹿児島市街へ戻った。


 桜島フェリーは大勢の観光客を乗せて鹿児島港へ向けて航行していた。当たり前だろうが、そういった観光客の大半は鹿児島県外から来ているようだった。九州の他県と思われるイントネーションの人もいたが、まったくの標準語から果ては韓国語や中国語まで聞こえてきた。桜島は一大観光地なのだ。メインは御岳や温泉なのか、その割に海辺は静かなものだった。


 そういえば、鹿児島は多数の温泉がある。温泉にも入りたい。というより、正直言ってこの頃には釣りが辛くなってきていた。釣り道具など日付指定で帰宅する頃に自宅に到着するよう送ってしまい、鹿児島観光にでも移行してしまいたい。本当に、そういった考えがよぎった。このまま釣れなかったらどうしようという不安に押し潰されそうにもなっていた。釣りが楽しくない。そんな本末転倒。


 それでも数時間後、私は再び桜島を目指していた。片手には、ロッドを持って。


 鹿児島市内ではポイントに出向き、釣春秋なる福岡の出版社が発行する『イカマップ』を入手した。これまでは全く初めてのポイントということもあり、釣り場の全体像を把握するために、夜ならば歩き回ったり、また水中が見えずにエギをロストしたり、犠牲にするものが多かった。


釣春秋発行『イカマップ』

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 とりあえず、ガイド的なものがあれば、実績釣り場を効率的に回ることが出来る。ただ、この『イカマップ』は車での移動を前提として作られており、マップ上の距離感が実際とかなり異なっていた。私は日が完全に落ちた桜島の外灯ひとつ無い国道を、ヘッドライトの灯りをつけながら30分間ほど孤独に歩くはめになった。


 そして、30分歩いて到着した赤水港では、高いところが苦手な私は堤防の足場の高さと幅の狭さに参って、港内を狙うことになってしまった。その辺の情報も欲しかったところだ。


 港内には明らかにイカ狙いのアジの泳がせの釣り人がいた。意外にも若く、20代前半にしか見えない青年だった。アタリは、ない、という。


 ただ、場所によっては2キロアップも釣れているそうで、いつ私の身にそうした間違いが起こらないとも言い切れない。ここは時間ギリギリまで粘るしかなかった。宿は、基本的に24時間空いているとのことだったが、チェックアウトの午前10時までに宿を出るためには、せいぜいやって、23時半までだろうと思われた。そこから速足で30分歩いて、24時間運航のフェリーに乗って帰って、午前1時。朝はいくつかやらねばならないことがあったので8時までには起きねばならない。また、帰りの飛行機の予約もネットでせねばならないため、就寝できるのは2時。6時間は寝られるというシミュレーションだった。



 そこまで考えてからエギを落ち着いてしゃくる。足元には小魚が沢山いる。アジだろうか。これだけいれば、何らかのイカは入っているはずだ。


 ボトム付近を重点的に攻める。時おり手でラインを引っ張ったり、ハンドルを回してエギを水平フォールさせる。エギの動きに変化をつける。が、反応なし。港内の陸地側の岸壁から、外海から港を守るように設置された堤防の内側へ移る。内側は足場は高くないし、スペースも確保されていた。


 ただ、よく見るとこの赤水港の内部も赤潮が発生しているようだった。昨日訪れた桜島北側の港ほどでは無いようだったが、やはり水温の急激な上昇が見られていることは間違いなさそうだった。


 どうしたものか、と思っていたその時、回収したエギになにかが引っ掛かっていた。


 ……まさかの「ゲソカット」。それは、イカの脚だった。


ゲソカット。痛恨の極み

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 大きくはなさそうだった。それに、アオリイカかどうかも微妙な感じ。でも、間違いなくここにはイカがいる。どうすればより深く抱かせることが出来るのか。


 答えはでなかった。


 結局、この日も釣果を出せないまま、日付が変わる頃の桜島フェリーで鹿児島市街へ戻ることになった。
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by rikkyofishing | 2012-05-04 02:16 | エギング