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by rikkyofishing
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カテゴリ:エギング( 70 )

【遠征】5月2日 種子島西之表港(鹿児島県西之表市)、桜島赤生原港、長谷港、武港(鹿児島県鹿児島市)


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最終日の朝も、雨


 この日は鹿児島に帰ると決めていた種子島最終日(4日目)。種子島最後の朝まずめ、私は朝4時には起床して、岸壁へ向かった。周囲は真っ暗で、暗闇の中に徐々に朝の気配が姿を露にしだしはじめる頃。よくないことに、夜半から風は一気に西にかわった。昨日、この目で3キロオーバーのアオリイカがランディングされたのを目にした岸壁は西向き。


南国に来たのに寒い

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 さらに、現地に着いてみると、風は強く相当な無理をしないと釣りにはならない。昨日下見をした北向の岸壁なら、背後の垣根が風を多少防ぎ、なんとか釣りになりそうだった。種子島最後の朝はここでアオリイカを迎え撃つことにした。


 まだ、真っ暗に近い光量だったが、岸壁には数人の人が入っていた。私と同じく風を避けてやって来たのだろうと思われた。大体がエギングで、時おり強くラインをはじいている。


 エギをキャストすると西からの風が多少ラインを干渉するため、立ち位置とロッドの向きを調整する必要があったが、釣りにはなる感じ。


 ラインにエギが引っ張られがちだったので、3.5号から4号に変更したりした。


 周囲は明るさを増していったが、曇っていたので、目が光量にすぐなれてしまい、気づいたときには朝まずめも中盤に差し掛かった午前6時。チャンスはいつなのか。種子島のアオリイカは真夜中や夕まずめよりも朝まずめに分がある印象。とにかく集中してエギをフォールさせ、ラインを引っ張ってエギの姿勢を調整する。


 しかし、食ってこない。


 種子島4日間惨敗。


 釣り雑誌『ルアーマガジンソルト』に「アウェイの洗礼」なる企画があるが、この度の私の種子島遠征は「洗礼」というよりもむしろ「受難」といった方が正確な塩梅になってしまった。


 全日程雨がちで、厳しい状況であったことは確かだ。しかし、チャンスも幾度かあった。それを自らの手中に引き寄せる「強さ」が、残念ながらいまの私にはなかったのだ。


さようなら、種子島

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 舞台を本土に移し、桜島御岳爆発時のために周囲に20配置されている「避難港」のうちのいくつかで竿を出した。


 11:05、種子島西之表港を出航するジェットフォイルに乗り、遠ざかる島の景色を眺めていた。雨のなか何時間も粘った岸壁が見えた。また、是非きたい。とはいえ、今回のような9連休が取れることなどこれからあるだろうか。仮に取れたとしたら海外釣行も視野に入れたいところだし、リベンジ達成はいつになるのだろうか。


 ……さて。


 「これからどこに行こうか」


 私はそれすら決めていなかった。予定を細かくフィックスしてしまうと、旅的な趣が薄れるため、敢えてあまりいろいろ決めずに鹿児島入りした。当初の目的としては、エギの発祥の地である鹿児島でエギングをするというものがあったわけだ。志布志市という町には、オールドエギを展示した博物館があるらしい。ルーツを探る旅としてはおさえておきたい気もした。志布志湾では大きなアオリイカも釣れる。しかし、鹿児島市から志布志市は非常にアクセスが悪いように思えた。一旦、宮崎県の都城市まで出ないと、電車の路線はない。高速バスは垂水や鹿屋など、大隅半島の町を乗り継ぐ形になる。やっかいだし、移動にばかり時間がとられて釣りの時間が減りそうだ。さらによくないことには、たまたま平日だったとはいえども、GW真っ只中。やっぱり必要以上の移動は避けたい。鹿児島市内の錦江湾、桜島周辺でもアオリイカは釣れる。であれば、遠征後半は鹿児島市にベースをおき、そこから行ける範囲を集中的に撃っていった方がいいのではないか。いやいや、もっと南を、大隅半島か薩摩半島の突端を目指して勝負すべきでないのか。


 迷っていた。そして、正直いって焦っていた。それまで4日間釣れていなかったのだから、なおさらだった。散々思案した挙げ句、桜島を攻めること決めた。


 鹿児島港へ向かう高速船のなかで楽天トラベルで鹿児島市街のホテルを予約。当日限定一泊3,900円というありがたいプランに決定。天文館という、鹿児島市街を代表する繁華街にあるホテルだった。


 ホテルを予約してから船内では爆睡。種子島では慢性的に睡眠不足だった。新島へヒラメを求めて単独釣行した際もあまり寝なかったが、あれは週末の遠征で終わりが見えていた。今回の遠征は最大で丸8日間に及ぶ可能性があり、どこかでまともに寝ないとまずそうだなと思った。


恥ずかしながら戻ってきた鹿児島市街

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路面電車ってなんか好きだ。企業の広告がペイントされた最新の車両なのに、どこか趣がある

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運賃は一律160円でかなり遠くまで行ける

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あれ、懲りずにまた船ですか……

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 鹿児島港への到着が近づいたむねのアナウンスメントがなされて目を覚ますと、窓から桜島が大きく見えていた。そして、天気は快晴。種子島であれほど待ち焦がれた晴れ間があっさりと顔を出した。島と本土とは天候が違うかもしれないが、もう1日種子島に残るという選択肢を早々に捨ててしまったのは、やや早計だったか。


 鹿児島は美しい町である。行き交う路面電車が郷愁を誘い、初めて訪れた街とは思えない懐かしさがあった。大昔、私がまだ幼かった頃、故郷の新潟にも路面電車が走っていたのだ。九州新幹線の全面開通を成し遂げたばかりであり、連休中ということもあってか町全体に活気もあった。


 私は早速予約したビジネスホテルにチェックインし、たまった洗濯物をランドリーの洗濯機に放り込み、いくつか仕事関係の連絡をして、軽い昼食をとり、ロビーのPCで下調べをした。


 まず、市内の釣具店の位置を調べた。路面電車で行ける範囲にポイントとかめやがあった。また、アオリイカの情報としては、数件、鹿児島市内の港や堤防などでの情報があった。ヤエンのエサはボラというケースが多かった。関東ではヤエンのエサはアジが主流だが、種子島といい、錦江湾といい、この辺ではボラをエサにするようだ。入手しやすいという事情もあるのかもしれないが、アオリイカがボラを食べているのは間違いない。


 夕方、16時頃、私は桜島へ向かう桜島フェリーに乗っていた。15分ほどの船旅である。運賃は大人150円と安い。また、桜島フェリーは緊急時の対応のためという事情もあってか、24時間運航。御岳が爆発した際はいつでもこうしたフェリーや漁船などで避難港から住民を避難させられる体勢にあるのだ。本当に原発とは大違いだ。活断層の真上に立地していたり、ろくな堤防すらない原発の周囲には、非常事態発生時に可及的速やかに住民を避難させるシステムがあるのだろうか。あるのかもしれないが、昨年の大震災のときにそうしたものが機能していたという話は寡聞にして知らない。桜島の様子を見て、薩摩隼人の責任感の強さを感じた。


桜島港から左へ向かう

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一帯はひどい赤潮。当初、なにかヘンなものを流したのではないかと思い、赤潮だと気づくのに時間がかかった

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噴火に備えて退避舎と呼ばれるものが設置されている

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 桜島港から左に向けて歩いていった。左方向を目指したのは私の頭の中が左巻きだからではなく(ちなみに、リールは左巻きだ)、なんとなく気分。周囲には小さな漁港的な風情の避難港が全部で20もあり、適当に海沿いを歩いていれば、どこかしら避難港にたどり着けると思われた。


 早速、避難港20番の赤生原港に到着。赤生原は「あこうばる」と読む。そのまんま東は、東国原と書いて(ひがしこくばる)と読むのが本名だが、それと同様の読み方。南九州のみではなく、九州は福岡辺りでも「原」を「ばる」と読むそうで、九州全般的な読み方のようだ。


赤生原港。ここも赤潮

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 しかし。


 海沿いの道を歩いていたときから気づいていたことだが、赤潮がすごかった。


 赤潮といえば、夏の東京湾なのだが、この辺では水温が高いためか、すでに発生している。これまでエギングで赤潮に遭遇したことがなかったので、赤潮がエギング的にどうなのかはかりかねた。一気に南下してしまったことによるカルチャーショックをここでも経験した。


 次に訪れたのは避難港19番長谷港。ここも風が当たる場所には赤潮がたまってしまっていた。


避難港19番長谷港。避難港の番号は大きく書いてある

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 つぎの港へ。速歩きで港を探すが、なかなかたどり着けない。赤生原港と長谷港の間隔は狭かったような気がするのだが、避難港と避難港の間隔はバラバラのようだ。


 しばらく歩いてようやく避難港18番武港に到着。ちょうど港の入り口にバス停があり、終バスは20時半ごろ。着いたのは19時頃だったから、一時間程度は釣りが可能だった。もっと遅くまで粘りたい気もしたが、まともに寝られる環境で睡眠をとれるというその誘惑に負けた。


ここは最後に訪れた避難港18番武港。

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 同じ岸壁には釣り人が数名いて、アジを釣っていた。並行してボラを泳がせイカも狙っている様子だったが、こちらにはアタリがない模様。アジはなかなかコンスタントに釣れている。アジングの道具を持ってくればよかったと少しだけ思ったのはここだけの話だ。


 水面を照らしてみると小さな魚がたくさんいる。そうした小魚を追い回すもう少し大きい魚もいて、それがアジのようだった。ここはタイミングによってはシーバスも釣れるそうだ。


 沖に面したただの岸壁なのだが、エギをフォーリングさせると強めの流れでエギが右から左に流される。ボトムはとれるが、水深は意外とある。何が出てきてもおかしくない雰囲気はあったが、私のエギにも隣のおじさんたちのボラにも反応はなし。


 うーん。なんだか、桜島の避難港はランガン向きであまり粘れそうなところがない印象。徒歩移動だと厳しいね。


 ちょっと情報不足だなあと思いつつ、鹿児島市街へ帰還。
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by rikkyofishing | 2012-05-04 02:12 | エギング
【遠征】5月1日 種子島西之表港など(鹿児島県西之表市)



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西之表港北向の岸壁にはスミ跡が点々と。ラッキー種子島の情報によればここも高実績


 前々日、種子島に到着した直後から降り続いていた雨は、前日の夕方にようやく止んだ。しかし、沖合いの堤防内側には川からのものと思われる茶色い濁りが入り、実績ポイントである西之表港の岸壁は望み薄と思われた。そのため、昨日の日中から昨晩は比較的真水の影響を受けにくいと思われる隣の赤尾木港へ逃げたわけだが、見えイカに翻弄され、結局釣れず。


 離島の川ということで、それほど雨の悪い影響は長続きしないだろうと判断し、この日は朝から西之表港の岸壁に入った。だいぶ茶色く濁っているように見えるが、海水より比重が軽い淡水が表層の色を変えているだけで、底層までの影響は少ないはずだ。逆に狙うべきはボトムに絞られているので、そういう意味でやるべきことははっきりしていた。


 昨晩も22時過ぎまで粘っていたので、起きるのがつらかったが、なんとか5時には起きて釣り場となる岸壁へ。すでに釣り人がほとんど等間隔に入っていて、大体がエギングである。いかにも釣れそうな感じだ。


 スラックを極力巻き取らず、移動距離を抑えたジャークとフォール、ステイでボトム付近を時間をかけて探っていく。人が多いので場所は移動しづらい。


朝釣れた3キロアップのスミ跡

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 さらに、雨もたまにパラパラと落ちてくる。岸壁を濡らす程度ではあったが、雨模様の天候がまだ続くのかと思うと暗い気分になった。


 この時点で丸2日間、何も釣れていない。焦り、が、私の意識を支配しだしていた。


 と、隣の釣り人のロッドが大きく曲がっている。10メートル以上離れていたが、見るとなかなか寄ってこない模様で、リールを巻き続けている。近くにいた釣り人が手を貸してなんとかネットイン。岸壁に引き上げられる様子がいかにも重そうだ。3キロぐらいはありそうに見えた。本当に10メートル程度しか離れていないが、アオリイカを釣り上げたのは私ではなくその釣り人だった。


 種子島のチャンスは短いようで、時合が終了したと判断したのだろうか、この1パイが釣れてしばらくするとほとんどの人が帰ってしまった。


 私はそれ以降も一発を信じてエギを水中に沈めていた。この時点でわかっていた唯一の真実。エギが水中にない限り、アオリイカは絶対に釣れない。その事だけを信じて釣りを続けた。だが、アオリイカからの音信は途絶えたまま。8時、宿へ帰った。


真横の釣り人(しかもエギング)が釣った3キロは確実にありそうなアオリイカのスミ跡

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 宿に帰って、朝食後は仮眠。仮眠中に仕事関連の電話がかかってきた。岸壁から帰ってくる途中の中学校に学生が大勢いたが、この日は平日なのだった。適当に処理して再び眠ろうかと思ったが、目が覚めてしまい、起き出して釣りに出掛けた。


 これまで2日間やって、結果は出ていない。別の釣り場も視野にいれるべく、釣り場を観察しつつの釣りになった。ここからいかにリカバリーをかけていくかが、釣り人としての真価が問われるところだった。


 一発。本当に、一発でいい。3キロアップが出れば、今回の遠征は大成功だ。


 まず、これまで入っていなかったフェリー乗り場などがある岸壁の北向きのポイントへ。ここにもスミ跡はけっこうある。しかし、近くにいたおじさんの話によると、最近のものではないのだとか。あれだけ雨が降ったのだから、スミ跡が残っているということは最近のものなのではないかとおもうのだが、この島のおじさんの言葉は訛りがきつく、4分の1程度しか言っていることがわからなかったので、おじさんの言葉は私にうまく伝わっていなかったのかもしれない。


 次は今回の不調を象徴する西之表港へ流入する川の河口部へ。川幅は河口部でせいぜい30メートルほどだろうか。流芯はさらに細い。上流にダムなどはないようだし、雨が降ってもそれほど大きな影響を及ぼさない気もしてきた。


そんなに大きな川ではないのだけどね。

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 檀浦の戦いで祖母・平時子とともに海へ身を投げ、わずか8歳にして崩御したとされる安徳天皇。今年の大河ドラマの主人公、平清盛の外孫である。この安徳天皇が実は逃げ延びていたという伝説は、九州を中心にいくつかあるそうだ。ここ種子島にも、破れた平氏の落武者たちとともに逃れてきた安徳天皇がこの地にたどり着き10日ほど身を隠していたという伝説があるそうで、ゆかりの神社があった。安徳天皇としてはご迷惑だっただろうが、「でかイカ釣れますように」と祈らせていただいた。


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 さらに進んで小さな港へ。箱崎という湾の出口付近の港である。漁港といった風情で、スミ跡は少ないが数ヵ所で散見。


 ただ、ここは川からの流れが直接当たっているような気がして、川を見たときは影響ないように感じたが、ここまで近いとどうなのだろうという気もした。夕方はやっぱり実績のある西之表港の岸壁へ。


結局、西之表港に戻ってきた

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 だいぶ海の色は通常に戻ってきているような気がした。釣り人はエギングが数名。しかし、また、雨。この時期にこんなに雨が多いなんて。沖縄は梅雨入りしているそうだが、種子島も実は梅雨入りしているのではないかと思った。


 思えば、今回のこの種子島、私が釣りをしてきたなかでも最南端である。北の方で育った私としては、こういった南国風情もまた、なんとなくリズムが整わない一因となっているのかもしれない。
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by rikkyofishing | 2012-05-01 00:17 | エギング
【遠征】4月30日 種子島赤尾木港(鹿児島県西之表市)



この日唯一の「釣果」……

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 壊れた雨どいから雨が落ちる音がひっきりなしに聞こえる。風はうなりをあげるように、時おりまるで台風の時のように吹いている。


 天気予報では、風は東から北東、夕方から北になる。午前中は10メートルと、厳しい状況だが、のちのち7メートル以下に一応は落ち着く予報。昨晩の岸壁は西向きなので午前中も釣りをするぶんにはなんとかならないこともなさそうだったが、午後から雨脚が弱まり、少しずつ天気が快方に向かう予報でもあったので、午前中のうちは民宿の部屋で沈没。民宿の隣の隣に釣具屋があり、そこにスパイクまでついた安い長靴が売っていたので購入。2,000円程度のものだったが、いくらなんでもこの遠征中に壊れることはないだろう。レインウエアのズボンを、この長靴の外側をしっかりと覆うように履けば、浸水することはないはずだ。基本的には餌釣りのお店のようだったが、店内にはちゃんとラインやエギもあり、困ったときには助かりそうだ。


 雨は午前中いっぱいはガッツリ降っていたが、昼過ぎにはなんとか外には出られそうになってきたのて、雨具を着込んで宿を出発。宿は港から大体10分くらい。釣具屋の近くだった点はよかったが、釣り場のすぐ横ではなかった点はやや判断ミスだったかもしれない。


 まだ明るいうちは高速船などが発着する岸壁の周囲のポイントも見て回った。様々な方面からの情報では、この岸壁のみで十分に事足りるという話だったのだが、雨が降ってしまったため、西之表港に流入する島で一番大きな川からの雨水の影響は無視できない。雨水の影響が少なさそうなところ、川の流れが直接当たっていない隣の小さな漁港や岸壁などを見て回った。


赤尾木港の出口

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ここは釣りしづらそう。港から北へ歩いて行った辺り

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 まず、隣の赤尾木港だが、こちらは確かに濁りは薄い。小魚もちらほら見えていた。ただ、石積の堤防がやや足場が高く釣りはしづらい。港内は水深は確保されているようだったが、釣りが自由に出来る割には釣り人の姿がなく、またスミ跡もない。


 農協のスーパーの根本から伸びる堤防の外側は根が沈んだシャロー。ただし、海草などはまばらで産卵エリアにはなっていなさそうだなあ、と思っていたら、なんと見えイカ登場。水面近くをふらーっと泳いでいた。しかも、けっこうでかい。1.5キロアップはありそうなアオリイカだ。エギを投げると反応することから、産卵に入った個体というわけでもなさそうだった。しかし、私のエギを抱くことはなかった。1キャスト目はかなり強い反応を示すが、次からはほとんど無視。カラーをかえてまた投げてみると今度はどこかへ逃げてしまった。うーん。


 種子島で目を引いたのは政治的なメッセージの多さ。


TPP交渉参加に反対する農協

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日本教職員組合の傘下と思われる鹿児島県教職員組合の馬毛島米軍基地化に反対するもの

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こちらは日本共産党

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かと思えば、正体は不明だが明らかに保守的なバッググラウンドを持つであろう主体による看板

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 TPP交渉参加への反対から馬毛島の米軍基地化へ反対するものまで、左右入り乱れていた。そういえば、初日には右翼の街宣車に遭遇した。右翼がいる離島というのも珍しい


 ただ、この港は川の流れがじかに当たっているエリアではないため、雨水の流入直後のポイント選択としては正解だと思われた。ここで、夜まで粘ることにした。


 例の見えイカは、たびたび私の前に姿を現した。エギを投げると、反応するが、いずれも第1投のみ。また、色がまばらな茶色で、なんとなく普通のアオリイカではない感じ。普通のシロイカよりも大きくなるとされる、いわゆる「アカイカ系」というやつなのかもしれない。


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 時おり思い出したように小雨が落ちてくる。天気予報では午後からは曇りの予報だったのに。島の天気は変わりやすい。


 私が釣り続けていると、スーツ姿の男性が話しかけてきた。福岡から出張で来ているというシステム関係の職業の方で普段はひとつテンヤの釣りにのめり込んでいるそうだが、アオリイカのエギングもやるらしく、種子島ならエギングだろうということで、リールとエギだけをカバンに忍ばせて種子島へやって来たという。ロッドは釣具屋で借りる算段だとのこと。釣り場を探してふらふらしているときに雨のなか釣りをしている私に遭遇したということだった。


 私は、昨日の岸壁の様子と釣具屋「種子島ラッキー」の場所を教えた。


 この日は祝日だった。実を言うと、今年の大型連休、私は9連休だ。私の勤務先は、通常はカレンダー通りだが(というか、公務員や電力企業でもなければ普通はそうだろう)、真ん中の平日を2日とも休みにするという暴挙に出たのだ。連休明け、机がないかもしれないが。


 福岡から来た釣り人と別れた後も、がんばってシャクリ続け、フォールのアタリを待ち続けたが、一向にアタリなし。



 隣の磯混じりのシャローには補食態勢にあるイカが確実にいるのに、どうしたらいいのか。西之表港の北部方面も覗いてみたが、堤防の少し沖にテトラ帯という、かなり釣りがしづらい地形。レンタカーなどを借りる以外、エリアを大きくかえることはできそうになかった。



 とはいえ、大雨の影響もどれほどのものなのかはかりかねた。かなりの雨が降ったとはいえ、流入するのは飽くまでも島の川。本土の川とは流程も流量も全然違うはずだ。雨水の流入を過大視しすぎると、実績ポイントでのチャンスを逃す恐れがあった。レンタカーを一日だけ借りてほかの釣り場を探すという選択肢もあったが、さらに収拾がつかなくなる可能性もあった。


 完全に日が落ちた夕食後も釣り場へ向かったが、ノーヒット。
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by rikkyofishing | 2012-04-30 11:52 | エギング
【遠征】4月29日 種子島西之表港(鹿児島県西之表市)


バッカンを持って飛行機に乗ることがあろうとは……(鹿児島空港にて)

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いざ、種子島へ!

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種子島は想像していたよりも「都会」。いわゆる「島に来た」感じは薄く、どこかの地方都市に来たかのよう

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水質はクリア(初日の夕方までは)

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西之表港は沖の長い堤防が外海からの波をさえぎっている

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実績岸壁

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スミ跡多数!! しかし!!!

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 3月から4月にかけて春イカを狙って南伊豆から西伊豆、遠くは四国高知まで、貪欲にエギングしたが私にはコウイカしか釣れなかった。そういうわけで、「キレて」しまった私は、大型連休を利用して鹿児島までやって来てしまった。


 こんだけ南まで来ればアオリイカは年中釣れるだろう。


 鹿児島の海は、大隅半島と薩摩半島のふたつの大きな半島がある。エギンガーは基本的に半島好きで突端好き。さらに、種子島など、でかイカ実績の高い離島を擁する、一大エギング釣り場なのである。


 さらに、歴史的にはエギの発祥・発展の地であり、江戸時代には薩摩藩士たちによってエギによるイカ釣りの大会まで開かれていたそうな。「大分布巻き」なるタイプが現在の市販エギのスタンダードであり、発展の面ではいくらかそちらに譲るとしても、発祥の地としては絶対に鹿児島なのである。日本固有の「ルアー」で、江戸時代から「トーナメント」まで開催されていたというからこれはすごい。


 さて、鹿児島は九州である。しかも、九州の一番南である。当初、高速バスを乗り継いで各地を釣り歩きながら鹿児島を目指すというプランを考えたのだが、こちらの方がちょいちょい金が出ていくため、意外とお金がかかるという試算。鹿児島までスカイマークエアラインなら24,800円である。このスカイマークという航空会社は、機内サービスを省略するなどして価格を下げている格安航空会社である。が、格安なのは早めの予約などの場合であり、普通運賃はもっと高いと思っていたのだが、さほど高くない。そして、出発の数日前に予約しても取れた。大型連休とはいえ、なんとかなるもんである。


 6:20羽田発の便だったのだが、横浜市内の私の最寄り駅からだと、搭乗手続きの締め切りに微妙に間に合うというか、微妙に間に合わないというか……、きわどいところ。出発20分前までに(つまり、6:00まで)手続きをしなければならないのだが、羽田空港国内線ターミナル駅到着が、どんなにがんばっても5:55(笑)。駅のホームから出発カウンターまで果たしてどれくらいなのか。そういえば、成田は何度か利用したことがあるが、羽田は初めてだ。学生の頃、バンコクのドンムアン空港のベンチで一夜を明かした思い出があるが、羽田空港はそんなことは出来ないそうだ。とすると、羽田の東横インあたりのビジネスホテルか川崎あたりのネットカフェに泊まらなければならないが、それだと結局また金がかかる。


 ここは、いわゆる「出たとこ勝負」でなんとかすることにした。


 羽田空港では朝っぱらから職員のお姉さんたちをかなりわずらわせることになってしまったが、なんとか出発。もう少しでも遅れていたら、乗れなかったらしいが、「乗せてやるから言うことを聞け」という感じで次々と手続きをくぐり抜けていった。飛行は大体1時間半。飛行機だと鹿児島もあっという間だ。東京からなら、沖縄だろうと北海道だろうと、とりあえず現地に入るだけならば2時間程度あればおおよそどこにでも行けてしまう。やっぱり日本はいい意味でも狭い。うとうとする間もほとんどなく、鹿児島空港到着。スカイマークのお姉さんは機内より地上にいる人の方がかわいかった。


 バスで市内へ。初九州である。鹿児島市街はかなり都会だ。


天文館

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 路面電車が走る町を、「天文館」なるエリアで下ろされ、乗務員によるとフェリー乗り場まではここから歩けという。この頃はまだ晴れて日が出ていて、非常に暑かった。暦の上ではまだ4月だったが、南国の陽気を感じていた。


 ターミナルに到着すると、ちょうど出発する高速船があり、たまたま空席があったため、間一髪で飛び乗った。伊豆諸島や佐渡島へ行くときと同じ川崎重工(開発はアメリカ・ボーイング社)のジェットフォイルだ。しかし、この時点では種子島に何日いるのかも、またどこに泊まるのかすらも、まだ決めていなかった。


 1時間半で種子島到着。


 蒸し暑い。


 船着き場にターミナル的な建物があり、観光案内の女性がいたので、どこか泊まれそうなところはないか、聞いてみた。しかし、「おそらく、大体どこでも泊まれると思います」と。大型連休で、高速船内の人の多さにビビっていたのだが、大丈夫そうだ。


 というより、今日日、大型連休(ゴールデンウィーク)だからといって休めるような人ばかりではないということなのだろうな。


 電話をして一軒目の民宿に宿泊決定。とりあえず、海岸沿いをパンをかじりながら歩いてみて回る。高速船が到着した西之表港から左に曲がって行くと、そのとなりにも小さな漁港がある。が、浅いみたいだ。そこからさらに歩いていくと、釣具屋を発見。割とルアーに強いとされる種子島ラッキーだった。当然、入店。


フィッシングラッキー店舗外観。4号エギが標準サイズ

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港から10分くらいのところに看板がある

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 お店の方によると、イカはこの日の朝、3.3キロが出たらしい。場所はというと、高速船が発着する船着き場のあたりだという。小サバを補食しているらしく、「夕方やればまあ釣れると思う」、という心強いお言葉もいただいた。アオリーQと墨族の4号を購入。


 宿は港から少し丘を上がった民宿。不動産屋かなにかを兼業しているらしく、民宿はそれほど主力ではないのか、私のほかには宿泊客はいなかったが、ご主人は感じのよい人物だ。


 早速、釣りに出かける。港につく頃になって雨が落ちてきた。新調したAIGLEのカッパを着込む。それでも、釣りはじめてからしばらくは本当に小降り程度。岸壁でおそらくはサバを狙っていたであろうサビキ釣りの家族連れもしばらくはそのまま釣りを続けていた。


 エギングの釣り人は明るいうちは私のほかにひとりだけ。ただ、雨が本降りになってくると、サバ釣りの家族連れと時を同じくして帰っていった。一時、岸壁には私ひとりだけになってしまったが、やがて二人連れのエギング釣り人がやって来て釣りをしていた。屋根のあるベンチで休んでいると、一人が荷物を置きに来た。釣果を聞いてみると、一杯釣れたという。エギはオレンジ色っぽかったので、安易だが、オレンジ色のエギに変更。さらに、シャクリは大きくゆっくりとした感じだったので、それも真似してみた。


 すると、フォールでラインをもっていると、ティップをもっていかれるハッキリしたアタリ! しかし、ズルリと外れる。千載一遇のチャンスを逃してしまった。回収したエギを見ると、ザックリとやられていた。


ガブリといっている

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 これだけ破れてしまうと、接着剤で丁寧に補修しないと動きが安定しなさそうだったため、交換。それにしても、昨年の新島1.5キロと同じような噛み跡。2キロ3キロとは言わずとも、同じくらいはあったのではないだろうか。また、エギも新島と同じヤマシタ/エギ王Qライブ。ヤマシタのエギはこういう風に布が破れやすい気がする。ガッチリ噛みつかれるからか(ポジティブ)、蓄熱布を使っているという温チャージの布が弱いからなのか(ネガティブ)はわからないが、エギ王Qライブ、釣れる。


 夕まずめは暗くなるギリギリまで粘ったが、出ず。夕食の時間なのでいったん旅館に戻った。


 夕食時、宿の主人の話によると漁師たちは沖でヤリイカやコウイカの漁を行うという。ちなみに、鹿児島、宮崎、熊本などの九州の南よりではアオリイカのことをミズイカと呼ぶ。


 夕食後、再び港へ向かう。先程の前半戦で靴は完全に浸水。ゴアテックスを使用した防水のアウトドア用の靴なのだが、結局痛んでしまって水が浸水する。


 20:30港到着。風も時おり強く吹き、雨もしとしとと降り続いていた。当然、岸壁には誰もいない。先程の釣り人たちも帰ってしまったようだ。海面を強い光で照らすと、なにかいる。サバなのだろうか。南の海はダツなどが怖いので照らすのはほどほどにする。


 オレンジ色っぽいカラーで探ってくる。シャクリはゆっくり目で、次のシャクリへうつるペースも遅め。スラッグは最小限を巻き取るのみにして移動距離を押さえてじっくり探る。時たまリトリーブなども織り混ぜて、丁寧に探る。だが、反応がない。


 オレンジ色のエギ王Qからケイムラのエギザイルに変更してステイを長めにとって点で探ってくる。しかし、なかなかアタリらしきものがない。


 岸壁には常夜灯はないが、フェリーや高速船のターミナルと貨物置き場あたりからの明かりが多少は届き、真っ暗ではない。岸壁に停泊中のジェットフォイルが点検かなにかなのか、止まったままで発進するときの大きなうなりを上げていたため、夜だったが、周囲は騒がしかった。また、強い光を照らしながら、大きめの貨物船が入港してきたりもした。


 22:30、突然、辺り一帯の明かりが消え、心臓が止まるかと思うほどびっくりした。これを潮に撤退。風も雨も強まる予報。明朝はおとなしく寝ているしかなさそうな感じだった。


 それにしても、私に釣れるアオリイカはもはやこの国にはいないのだろうか。
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by rikkyofishing | 2012-04-28 22:00 | エギング
4月22日 静岡県沼津市内浦湾一帯



釣果:なし(三夜連続ノーヒット)


 22日、早朝。私は伊豆急下田駅で始発の伊豆急行を待っていた。結局、悪夢の高切れ以降、足元のみで釣りをしてみたり、深夜営業の釣具屋を探したりしてみたが、どんどん夜明けが近づいてくる。確か、下田へ入る直前の清水なんたらという釣具屋は24時間空いていたはずだったが、あそこにPEラインなんぞあっただろうか。そもそも徒歩だと少し遠い。ナカダは夜はやっていなかった。ネットには土日は終夜営業であるとあったのに、いつの情報なのだろう。本当にネットというのは肝心なときに役に立たない。


 午前4時を回ると、渡船や船釣りの船が動き出していたようで、どこかしらそれらしき店がないか、稲生沢川沿いを歩いてみたが、ダメ。もう下田は諦めて、沼津で朝からやることにした。沼津なら釣り場の近くにも釣具屋があるし、レンタカーを借りれば郊外には上州屋かイシグロがあるだろう。


 ……それにしても、それにしてもだ。本当にでかいアオリイカの時合いは深夜だという。それなのに、未明から夕まずめ直前までのすごく良さそうな時間をただ、途方に暮れて過ごすことになった。


 始発は5時50分と、やや遅い。


 ただ、駅の待ち合い室は割と早くから開いていたので、そこで待つ。


 始発の伊豆急行は空いていた。


 伊東と熱海で乗り換え、沼津へ。沼津の釣り場はとにかく駅から遠くバスも高い。木負堤防などは駐車場代を払わねばならないのがしゃくだが、いっそレンタカーを借りてしまおうかと思っていた。すでに電池が切れかかって瀕死の状態のスマートフォンで調べてみると、沼津は駅前にニッポンレンタカーがある。始業の8時から終業の20時までの12時間ならたいした値段じゃないだろう。そう思って、営業所へ向かったら、なぜか営業所自体の開業が翌日からだった。なんか今週末は本当についていない。このまま釣りを続けると、何かタイヘンな事態に捲き込まれるのではないかと、不安になった。


 仕方無しにバスで内浦湾を目指す。静浦までであれば、伊豆長岡駅と沼津駅を結ぶ主要な路線であるためか、本数は割とちゃんとある。静浦にはマイムスなるショップがあり、ラインも調達可能だ。


静浦漁港近くのマイムス

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 マイムスで、昨年の春に使っていたサンライン/PEエギHGの0.8号を購入。また、墨族や以前から使ってみたかったジンゴ/ロケッティア・ホバーロックが数色あったので試してみるべくこちらも購入。このマイムスという店、ネット上では評判のよくない店であるが、私には何が不評なのかわからなかった。大磯のすずき釣具店もネットでは嫌われているみたいだが、私は別に嫌いじゃない。ネット上にあるのは要するに「私怨」がほとんどなのであって、故・筑紫哲也氏が生前よくいっていたように「便所の落書き」以上のものではないのだ。ひょっとしたら、このブログに書いてあることも八割方ウソかもしれない。ネットとはそういうものなのだ。


 マイムスには都内の下手な量販店に比べればエギも割とあったし、ロケッティアに出合えたし、店員もごく普通だった。というか、エギは少し安くしてくれた(もとが少々高いけど)。ひょっとしたらエサの鮮度などの問題なのかもしれないが(今回の場合、私には関係ない)、意外と新しい店で開業から10年程度、港から近い好立地、面白くなく思っているものも多いのだろう。


堤防のキャパは大きい

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静浦漁港内、水温は17℃ないくらい。なぜか低め

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 静浦港内で水温を計っていたら、じいさんが寄ってきて、「イカなんか釣れんだろう」と。水温を計っていただけなので、確かに、釣れてはいない。「なんで釣れないんですかね」と聞いたら、「船が動いていてうるさいからだ」と。う~ん、漁師などではないのか、このじいさんは。なんというか、最近のじいさんの言葉には重みがない。


 「釣れないので、もっと西伊豆の方に行きます」といって積極的に追い出されてみた私は、海沿いを淡島方面へ歩いていった。途中にも良さそうな岸壁や波止がある。ちょいちょいエギをキャストして行くが、なかなか感じをつかめない。水中を凝視してみるが、イカらしい姿は見えない。


 途中、ある岸壁で激しいスミ跡を発見した。墨のなかには、アジか何かの尻尾が落ちていた。墨の色は濃く、比較的新しいものと思われた。


スミ跡発見

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アジの泳がせか、ヤエンか。少なくとも、アオリイカはいる。

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 狩野川放水路の周辺、口野と呼ばれる地区はエギングが禁止であるという話だったが、特に看板などは見当たらなかった。意味不明だ。


内浦湾内の岸壁

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 個人的にいい感じの雰囲気だと思ったのは、重寺のちょっとした港。小型アオリイカのリリースを促す掲示はあったが、逆を言えばエギングもイカ釣りも禁止されてはいない。


淡島脇の重寺の港

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足元からけっこう深い

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 ただ、釣れなかった。時間はどんどん過ぎていく。このままこの日が終わってしまうと、週末完全ボウズを食らってしまう。バスで木負へ移動。この辺まで来ると、もうコンビニはない。近くのちょっとした商店で昼食を仕入れたのだが、お店の奥さんが意外と(といっては失礼か)美人だったので驚いた。


釣れないので、バスで木負堤防へ移動

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岩崎釣具店

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 しかし、ちょうど遅い昼食を食べ終えた頃に雨が落ち出してた。雨は降り続き、堤防上に水溜まりを作り、ついには私の不十分なレインウエアから浸水してきた。だいぶ温かくなってきたとはいえ、水浸しは体にこたえる。たまに屋根のある場所へ行って、自分をだましだましなんとか釣りを続ける。しかし、全然ダメ。


雨が降り出してきた

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レインウエアも結局浸水

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 結局、堤防でひとりだけエサでアオリイカを釣り上げている人がいたのみで、今回もアオリイカの顔を見ることはできなかった。


 完全ノックアウトである。
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by rikkyofishing | 2012-04-23 22:58 | エギング
4月21日、22日 静岡県下田市下田湾



釣果:なし


 前夜の熱海港から一旦帰宅した私は、夕方近くに起き出し天気予報をチェック。思ってたほど天候は崩れない。風はあるみたいだったが、南~南東の風のようだった。つまり、東伊豆はキツいが、沼津や下田湾ならばどこかしらで釣りはできるということだ。行き先はふたつに絞られた。


 しかし、どちらも電車ではアクセスがよくない場所である。下田は単純に遠いし、沼津の内浦湾は、市街地から意外と遠く、またバスの終バスは早い。車をあまり使わずに釣りに行っているとバスを利用することはよくある訳だが、バスを使っていていつも思うのは、時刻表などの情報を調べづらいということ。例えば、沼津で乗るバスのことをホームページで調べようとしたら、自分が乗る予定のバスの会社を調べ出さねばならない。バスというものは民営と公営が入り乱れており、路線も複雑。なれない土地では意外と面倒だ。さらに、日本国内の路線バスを完全に網羅したアプリなんかがあればいいと思うのだが、これがまた微妙。それに近いものはあって、私もスマートフォンにダウンロードしたのだが、なぜか肝心の沼津のバスは非対応。鉄道、バス、飛行機全部含めたルート検索機能がついたアプリなどがあれば、お金を出してもいいのだが、アプリ類は使ってみないと自分の使用に合うか合わないかがつかめないのが難点ではある。


 で、なんとか苦労して調べてみたら、沼津の内浦湾はもう終バスは無理っぽかった。ということで、またしても下田へ。水温は黒潮の蛇行が半島先端に近づいており、妻良で20℃近くあった。下田でも18℃は越えているものと思われた。


 東海道線、伊東線、伊豆急行を乗り継いで下田へ。このルートはいつ来ても遠いが電車の本数がちゃんとあるのは救いである。


 22時過ぎに下田駅到着。風はこの時点では南からだったので、犬走島堤防でも福浦堤防でもどちらでも釣りにはなりそう。であるならば、近い方の犬走島堤防へ。


 風のせいか、堤防上にはあまり人影がない。具体的には犬走島までの間に3名ほど。少ない。そして、ライトで堤防上を照らしてみると、スミ跡が……ない。


 せっせとみんな洗い流しているという可能性もあったが、釣り人の少なさからかんがみてもあまり釣れていないことは確かだ。堤防上であいさつした方によると、彼も様子を見に来ただけで、釣果は期待していないような風であった。水温は急上昇したのだが、まだイカが入ってきていないのか。


 そうこうしているうちに、風が南から東よりが強まってきた。こうなると福浦の方が楽そうだった。先日コウイカを釣った護岸から釣るという手もある。


 犬走島から福浦までは歩くと大体30分くらいである。柿崎からハリスの径に入り、海沿いを歩いていく。護岸にはいってからは、釣りながら歩いていく。特に反応はないが、こちらはスミ跡がたまにある。それほどの量ではないが。


 はるばる福浦堤防に到着すると、こちらも釣り人が少ない。先端方面に数名、根本方面にエギンガー2名、以上! といった状態。そして、外側を向いてキャストを開始したのだが、ビュンビュン風が吹いていて、追い風にエギを乗っけるとラインのフケも含め相当な量のラインが出てしまう。先程から気づいてはいたことだが、ここ最近エギングに行きすぎて私のセフィアCI4はスプールの下巻きまで出てしまうほど。気づいてはいたのだ。


 まあ、これくらいの風は春には付き物だと、平気なふりをしてシャクり続ける。


 数投したとき、風の中でスラックを出しながらシャクっていたら、


 ……パチンッ……


 と、わずかなラインのみをスプールに残してメインラインが高切れ。


 午前2時半、春の風が吹く未明の堤防上。途方に暮れていた。


 下田の呪いは解けていなかったのだ。


いかしたネーミングの喫茶店を発見

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by rikkyofishing | 2012-04-23 14:39 | エギング

4月20日、21日 熱海港

4月20日、21日 熱海港



釣果:なし


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 水温は15℃あったが、西伊豆&駿河湾側ほど温まってはいないようだ。


 ただ、スミ跡はド派手なのが一ヶ所あった。定期船の発着場付近である。


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 また、明け方に入ってエギを買ったフィッシングショップサンワのおじさんによると、後楽園ホテル裏のテトラの方が調子いいみたいだった。


 しかし、その情報を得たのは一晩釣ったあと。出直そう。
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by rikkyofishing | 2012-04-21 21:31 | エギング
4月15日 熱海港→初島第一漁港&第二漁港→静岡県沼津市木負周辺




木負堤防

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釣果:ちっこいタコ1パイ(静岡県沼津市木負)


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 朝までがんばったが、熱海港内に私に釣れるアオリイカは居なかった。


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 とりあえず、一番近いローソンで朝食を買って初島航路の発着場へ。途中に温泉旅館が何軒かあって、朝もやっているところもある(?)模様。日帰り温泉にでも入ってさっさと帰ってしまおうかと思った。でも、帰れない、釣れないのをこの目で確かめるまでは……(意味不明)。


 初島への第一便は7:30熱海港発。例によってエクシブに向かう気色の悪い金持ち的なヒトビトが沸いているかと思いきや、そもそも今日はすでに日曜日だし、早朝なこともあってそうでもなかった。30分ほどの乗船で初島第一漁港に到着。


渡船代としては安いが、伊勢湾や瀬戸内の小島の定期船と比較すると激高

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ほぼ1年ぶりの初島上陸

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 初島ダッシュを見送って、堤防へ上陸。早速エギをキャスト、ではなく水温計をキャスト。……表層もちょっと深めも14℃くらいしかない。下手すると、14℃を若干切っているくらい。あーあ。


 まあ、14℃というのはアオリイカが行動をする水温であり、可能性がまったくない水温ではないので、周囲を観察。本土ではあまり見ない、緑がかったトロピカルな輝きを放つ魚の群れを発見。ときおり、極小ボラか何かを追い回しているそれは、タカベのようだった。タカベはアオリイカの捕食対象なのだろうか。そもそもタカベってフィッシュイーター(?)なのか。図鑑などではプランクトン食とされている場合が多いような気がするけど。昨年初島を訪れた際も、岸壁際にタカベらしき魚がいたが、そのときのタカベはそんなに大きくなかった気がする。この日周囲で釣られていたのは、塩焼きサイズのそこそこ大きなタカベであった。そんなことを考えながら、タックルをセットし、エギをキャストする。


 初島第一漁港は港内が意外と狭い。港最奥部のスロープから出漁する小さな漁船と初島航路の連絡船が出入りするために必要十分な大きさ。大きな堤防の内側には二本の短い堤防があり、フルキャストしたとしても届かないが、もう少しで届いてしまいそうなぐらい。人によっては届くかもしれない。また、二本ある堤防のうちの外海側の堤防の外側は、ゴロタ浜である。よって、定期船が発着する堤防から港内側へ向けて遠くに投げれば投げるほど、シャローへ向かって投げることになる。


港内はそれほど広くなく水深もない

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タカベはたくさんいるのだ。ほかにメジナもなかなか釣れていた

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日射しは暖かいが、水温は同じ

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 港中央部、航路となっている辺りはそれなりの水深があり、時間をかけて探る価値もありそうだった。以前、ウキ釣りで来た際は大きなアオリイカが釣れていたのを目撃した。実績もあるのだ。ただ、気になったのはエギをキャストしている人が居なかったこと。また、堤防上をひと通り見たがスミ跡もなかった。前夜の雨で流れたのかもしれない。かもしれないが、なんとなく気配は薄い。外側にもタカベと思われる魚の群れ。第二へ移動。


第二へ移動

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 初島第二漁港の堤防外側先端部付近に入っているテトラは、私がこれまで釣りをしてきて知るなかでもかなり上位にランクインする「歩きづらい&釣りづらいテトラ」だ。形状、大きさ、所々荒波によって崩されているその状態、どれをとっても釣りをしたり歩いたりするのに安全でも適切でもない。


テトラでかい。そして、嫌な形状である

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 キャストできる位置まで水際に近づけるのは、堤防が折れ曲がっている個所から先端にかけてでは、3か所くらいしかない気がする。そして、ひとつの釣り座に入るのにかなり苦労する。ずるっといったら少なくとも釣り終了な感じなので、慎重に足場を選んでの移動を強いられる。なんとか水際まで出て行ってキャストしてみたものの、反応なし。


 港内側の様子も見たが、昨年5月に訪れたときのような子イカの群れは目視できず。ただひたすら透明度は高かったが、見えるのはここでもタカベ。なんだか異様にタカベが多い。


透明度は高い。でも、水温はやっぱり熱海と同じ

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スミ跡らしきものを発見。初島第二漁港

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 そして、隣のフィッシャリーナから出てくる船がどういうわけか港内をぐるぐる行ったり来たりしている。港内側を探りづらい。嫌がらせとしか思えない。釣り人なんぞ人と思っていないのだろうか。やっぱり夜来るべきだ。


 再び初島第一漁港へ。タカベがたくさん釣れている。しかも、15cmちょっとくらいでやっぱりまあまあ大きい。食べたら美味しそうなサイズだ。子どもがいい型のタカベを釣り上げ、観光客の視線を集めていた。結局、初島あたりでやるのに一番楽しいのはこのタカベ釣りなのかもしれない。堤防の付け根にちょっとした売店があり、そこでエサも仕掛けも買えそうだったので、エギングロッドでタカベ釣りをして、夕方になったら再度エギング、ということを考えたが、最終は確か17時台。どのみちあまり釣りができない。熱海に帰ってから終電まで粘るという手もあったが、前夜にあれだけいろいろやってダメだったのだ、ダメだろう、そして、そう思っている時点でもダメそうな予感。


 昼過ぎの便で熱海へ戻り沼津を目指すことに。


 帰りのイルドバカンス3世号では、日本人の嫁さんを連れたアメリカ人のおじさんに話しかけられた。なんでも彼も釣りが好きで、かつてはウォールアイ釣りなどに興じたという。私は高校生の頃に超短期でカリフォルニア州に語学留学をしていたことがあって、その際モントレー市の水族館を訪れた時の話をしたら、彼もダイビングでよくモントレーを訪れていたという。アメリカでも世間は狭いのだろうか。エギを見せたら面白がっていろいろ質問された。なんでも、南麻布に住んで、管理職専門のヘッドハンティングを行うコンサルタントをしているらしい(もらった名刺にそう書いてあった)。完全に私の知らない世界の住人だが、「これから日帰り温泉に寄って東京に帰ります」といっていたのが面白かった。


 熱海から東海道本線に乗って沼津へ。沼津まではわずか3駅だが、距離はかなりある。沼津駅では南口からバスに乗る。木負農協前行きなど、大瀬崎方面へ向かうバスに乗車。私が乗ったのは木負農協前行きだったので、寝ていたのだが、終点で起きて運賃を払う段階で仰天。なんと運賃は850円だった。路線バスでこの値段は近頃では記憶にない。3月の西伊豆~南伊豆釣行の際、大体の距離感はつかんでいたつもりだったが、夜だったし、思っていた以上にも遠いみたいだ。


 帰りのバスを確認すると、沼津駅行きは18:45が最終である。超早い。この時点ですでに15時を回っていた。短期決戦、かつ、夕まずめにはそれほど期待できそうにない。


 バス停の横が海でそこでも釣りができたが、浅く、なおかつ先行者のエサ釣りのおじさんがいた。「イカもそろそろいい頃だけどねえ」とは言っていたが、特に有力な情報は引き出せなかった。


沼津市街から30分程度でこの風景

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 木負堤防までは歩いて5分ほどだろうか。すぐに着いた。堤防根元には岩崎釣具店があり、看板には「アオリイカ、活アジ」などと書いてある。実績ポイントだけある。人気のポイントだけあって、釣り人は等間隔くらいの感じで入っている。エギンガーもいるが、カゴ釣りが多い。小さなマダイや40cmくらいのヒラメが釣れていたが、アオリイカは……。ただ、スミ跡はあった。なんとなく、昨晩の雨で薄まったようやスミ跡に見えた。古いもののような気がする。


 透明度の高い内側、さざ波立った外側、どちらもキャストしてみたが、アタリなし。ただし、海藻はいい具合に点在していて、すごくいい感じ。


 一度、ハコフグをなぜか子イカと間違えてしまった。


 水温は、15℃ちょっと。熱海&初島よりも1℃以上高い。アオリイカが捕食を行うのは14℃から。ここ数週間、苦しめられている14℃の壁。そのボーダーライン上での1℃は非常に大きい。「昨晩からここに入っていれば。」前夜の判断が悔やまれた。


ここにもスミ跡多数

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日が暮れかけた頃に、ようやく取れたアタリはタコ

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 結局何もできずにタイムアップ。


 帰りのバスは沼津駅まで乗客は私ひとりだった。


 そして、翌16日(月)、黒潮の蛇行した分流が入ったのか、沼津内浦周辺の水温は17℃まで一気に上昇。すぐに状況が変化するわけでも無いと思うが、この状態が安定すれば、アオリイカの釣果も上向くであろう。
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by rikkyofishing | 2012-04-15 23:24 | エギング

4月14日 熱海港

4月14日 熱海港



釣果:なし


 春イカを狙ってエギングを開始して以来、なかなかアオリイカが釣れない。先月末に訪れた四国では、「昨年の台風以来でアオリイカの子イカが流され不調」と言われ、先週の下田遠征ではコウイカ2発。もう十分に足掻いたではないか、ということで、離島遠征も視野にいれ釣り場選びをしていた。話によれば、三宅島では3.8キロが釣れたらしい。新島ではキロ前後ならば堅く、3キロくらいまで出ているという。神津島は情報はなかったが、三宅島、新島ともに釣れているのならもういいはずで、むしろ今こそといった感じなはずである。


 横浜発の夜行船で週末弾丸神津島釣行、といきたいところだったが、金曜夜、雨が降りだした。これは西日本から東日本一帯で降った模様。雨のなかの離島はリスクが大きいような気がした。選択肢としては、水温としては十分な紀伊半島という手もあったが、紀伊半島も台風の影響で例年に比べれば釣れていないというし、この雨はよく土曜日の深夜まで止まないということであった。


 とりあえず、金曜夜は釣具屋でエギを調達したり、家で本を読んだり画集を眺めたりしながら様子を見つつ、待機。翌土曜日も雨模様でなかなかやむ気配がなく、家を出るタイミングを逃す。予報によれば、夜23時前にはやむようだったので、夜ポイントに入ることにした。肝心の釣り場だが、もうこの段階では遠くへは行けない。エギングでは昨年春に一度訪れ、その際真横で別のエギンガーにアオリイカを釣られたこともある熱海港へ向かった。


 私は熱海や伊東、先週訪れた下田のような年季の入った観光都市が、あまり好きではない。はっきり言ってしまえば、嫌いである。首都圏から近く、「なんとなくどこかに行きたい」というような、動機の不明確な観光客が多い町は、退屈に思われて仕方がない。そんな町に夜訪れると、大抵は時間をもて余した観光客が外をふらついていたりして、釣り始める前からなんだかどっと疲れが出てしまうのだ。


 家を出る直前に思い付いたのは、水温が東伊豆側と比較して少し高いという沼津の内浦湾一帯だったのだが、沼津駅からの移動がバスで、それなりの距離を走るということが以前の西伊豆釣行の際に自分で走ってみてわかっていたので断念。後にこの判断は深く悔やむこととなる。


麺匠うえ田

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 熱海の町でラーメンを食べてから港へ。ラーメンは「麺匠うえ田」という割と新しいと思われるお店。いや、どうかわからないが、あまり見覚えがない。といっても、熱海にはほとんど来たことないのだが。にんにくと豆板醤を多目に放り込んで、夜の寒さに備える。


 東海汽船と初島航路の発着場横で竿を出す。釣り場に入った22時過ぎは、私以外には釣り人はいなかったのだが、徐々に釣り人が増えていった。いきなり横に紀伊半島ばりのハードなジャークを繰り出す少年が表れ、驚いた。ほかには、サビキ釣りのような釣りをしている人が数名。驚いたことに、大部分がエギングだった。


 では、釣れているのか。答えはもちろんノー。ことエギングに関しては、エギンガーの存在それ自体はアオリイカが釣れていることを意味しないのだ。大概が「そろそろ釣れるはず」という考えで釣り場に立っている、愛すべき人々なのである。「釣れますか?」「釣れません」というやり取りを幾度か繰り返す。


 水温を計測してみると、ギリギリ14℃。表層も中層もあまり違いはない。


 早まったな。予想通りではあったが。


 こうなると翌朝からの行動を考えねばならない。沼津へ行くか、はたまた多少水温が上がったという下田近辺まで南下するか、多少の水温上昇を信じて熱海沖の初島へ向かうか。


 結果、もっとも手軽な初島へ。釣りをしていた場所のすぐ横から船に乗ればよいだけである。南伊豆方面は妻良では水温が16℃を越えたというが、(件の水産総合研究センターHPより)自分で行ける下田はどうか微妙だった。そして、沼津方面も釣れているという有力な情報はなく、陸続きで半島の反対側へ、10数キロ移動するよりも、海を越えよう、と。


 朝になるまではいろいろ試してみた。熱海港の防波堤手前の岸壁から探ってみると、潮流が思いの外速く、釣りはしづらいが、なにかが起こりそうな感じはなきにしもあらず。何も起こらなかったが。


 エギをローテーションしてみたりしたが、こちらも身を結ばず。有名釣り人のマネをして、いつもと異なるシャクリをしてみたら、腕をつりかけた。その後、ずっと右腕の違和感。いらぬことはすべきではないものだ。


 客船発着場の横にあるフィッシングショップサンワのホームページにはアオリイカの釣果情報が少しだけ出ているのだが、まだまだ本調子ではない感じ。早朝、お店から出てきた人にイカの釣果を聞かれたが、釣れていないむねを伝えると、「やっぱり」といった表情だった。


 
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by rikkyofishing | 2012-04-15 23:23 | エギング
4月8日 静岡県下田市福浦堤防周辺、犬走島堤防周辺



釣果:コウイカ500g×1


 9時起床。花粉のせいで目鼻の調子が悪い。前日と前々日丸一日活動したのだから無理もなかったが、とりあえず薬を飲んで宿を出た。驚いたことに、宿泊客は私ひとりだった。河津桜は散っただろうし、微妙にオフシーズンなのか、この宿がヤバいのか、どちらなのかは不明。


 この日は風が収まる予報だったのだが、微妙に残っていた。東よりの風だった。追い風にするべく福浦方面へ海沿いの遊歩道と岸壁を歩いてく。岸壁にはキス釣りを楽しむ人がいて、バケツにはキスが数匹入っていた。


ちょっと穏やかになった

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ただ、なんか潮の色が緑っぽい

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弁天島周辺 干潮時

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いろいろ準備は万端なのだが、気ばかりがはやまる

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 ほかには、前日と同様クロダイのウキ釣り。緊張感がなく釣れている感じではなかった。岸壁には福浦堤防方向へ突き出た小堤防があり、その奥にはスロープ、いつもの駐車場がある。駐車場横には流れ込みがあり、イカにはよくなさそうだったが、何となく気になって昨日もエギをキャストした。スロープ方向にはもうひとりエギをキャストしている人がいた。エギングはシャクリの音で同じ狙いであることがすぐにわかっていい。ここではあまり期待せずにダラダラと反応を見るつもりで、岸壁に座り込んでいた。すると、隣のエギンガーが声をかけてきた。エビス根でヒラスズキを釣り、お土産にイカでも釣れないかとエギをシャクっていたところだと言う。さらに、埼玉の熊谷からやって来たと言う氏が言うにはスロープ周辺のブイあたりに300gくらいのイカが漂っているのを偏光グラス越しに目撃したと言う。大平洋側は産卵に個体差があり、春でも秋イカサイズを見かけることがある。昨年も5月の初島で子イカを見かけた。まあ、いてもおかしくはない。水深が浅く、海水も温められやすいのだろう。そんな話をしつつも、やっぱりアオリイカにはまだ早いみたいだ、そんなことを言い合っていると……。


 ボトムでエギを放置しながらティップを下に向けていた私のセフィアが突如大きくさらわれた。私と隣のエギンガー、ともにほぼ同時に異変に気づき、私は即座にロッドを立てた。重みが伝わる。ドラグがズル、ズルとでてなかなか寄ってこないが、あまり抵抗しない。果たして水面に浮いてきたのは大きなコウイカであった。


この日は快晴。風は残ったが、前日よりはまし

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コウイカ。重かったので、隣の人にタモ入れを頼んだ

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 コウイカサイズアップ……。まさかの展開である。私はクーラーを持っていなかったので、取り込みを手伝っていただいた隣のエギンガーにイカは差し上げた。「要りますか?」と聞いたら、即答で「要る!」とお答えになったのが面白かった。普通に流通しているモンゴウイカなどほとんど外国産だろうし、天然かつ国産のモンゴウイカはさぞかし美味しかっただろう。ややもったいないことをしたが、今回の狙いはアオリイカであってコウイカはあくまでも外道なのである。


 ただ、コウイカを狙って釣れるようになったらそれはそれで面白そうだな(笑)。


 しかし、アオリイカはいずこ……?


 熊谷から来ているというエギンガーとわかれ、私は福浦堤防へ。昼過ぎ、ちょうど干潮に向かっている頃で、堤防外側の基石付近から繁茂している海藻が海面近くまで伸びているのが確認できた。これだけ海藻があれば、アオリイカは確実に産卵場所としているはずである。堤防外側のテトラが入っているあたりに二人連れのエギンガー、それ以外はみなカゴ釣りのようである。先程のエギンガーの方によると、どうやらムツを狙っているようだ。昨晩はルアーでも釣れたとか。2日間でアジに関する芳しい話は耳にしなかったが、ムツは接岸しているようである。


 それにしてもエギングの釣り人はどの堤防でも姿を見かける。本格シーズンを前に待ちきれずにやって来た、私と同じような境遇の人々だろうか。


 この日も風向きがたまにかわる。当初は湾内側から吹いていたため堤防外側を探っていたが、やがて風向きが変わり、湾口側から吹いてきたりもした。


 堤防先端まで探ってみたが、反応がない。移動することにした。


吉田松陰先生、あちらですね! 微妙に犬走島堤防の方をさしていた

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 移動しつつ先程の岸壁も探っていったが、反応はなし。まどが浜の岸壁でもキャストをしてみたが休日で子どもが多かったのでやめてすぐにロッドをたたんだ。この時点ですでに14時過ぎ。昼食にした。二日連続マックスバリュである。


 下田は金持ちの観光地なのであまり安くて美味しいお店がないのが残念だ。(いや、恐らくあるのだろうが、知らないだけなのだろう。土地柄あまりそういう店は喜ばれない。)


 犬走島堤防へ向かう途中、地元のおばさんが、「イカは知らないけど、干潮になるとタコがたくさん見えるわよ。手で捕れそう」と教えてくれた。


 犬走島堤防には休日にも関わらず、あまり人がいなかった。というのも、昼過ぎから風向きが変わり、犬走島堤防では釣りがしづらかったタイミングだった。


 春とはいえ、まだ日は短めだ。もうそろそろ日が傾いてくる。今のうちに風と相談しつつ夕まずめに粘るポイントを探しておかねばならない。


 下田海中水族館から下田東急ホテルの前のワンドまで見て回ったが、足元にびっしり海藻が繁茂していたり、攻めづらそうな印象。雁島や堤防など、ディープにアクセスできる足場があるのに敢えてここで竿をだす理由は見つからなかった。


 海中水族館の横でも竿を出したが、真横にイルカのイケスがあってなんとなく居心地が悪かった。


 暗くなる前から雁島に入った。湾中央部側へキャストするとエギがなかなか着底しない。また、表層を漂っている海藻などにラインをとられ、あらぬ方向にエギが流されてしまったりと、思い通りにいかない。仕方ないので、岸と平行にキャストし。時間をかけてじっくり探る。浅場の藻場に差してくるアオリイカを迎え撃つイメージ。しかし、アタリがないまま時間は過ぎていく。


いきなりイルカ?

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 横浜へ帰る電車の終電は、20:38。釣りができるのは20時ちょうどで制限時間いっぱいだろう。そう思いつつ、エギを変えてみたり、シャクるテンポを変えてみたり、いろいろやってはみたが、そのまま時間切れとなった。


下田東急ホテルの前のワンド

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 伊豆半島の春イカXデーはいつなのか。


 次週はやっぱり西へ行こうか。あるいは、離島だろうか。


ロッド:シマノ/セフィアCI4 S806M
リール:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
ハンドル:リブレ/アヴェントゥーラ
ライン:東レ/スーパーエギングPE 8ブレイド 0.6号
リーダー:サンライン/エギリーダーFC 2号
スナップ:ささめ針/道具屋さん エギスナップM
エギ:ヤマシタ/エギ王Q、エバーグリーン/エギ番長、フィッシュリーグ/フラッシュマックス、ハリミツ/墨族

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by rikkyofishing | 2012-04-08 11:28 | エギング