about LURE FISHING/mainly Kanagawa pref., sometimes Expedition/bass,trout,squid and more!/camera:CANON POWERSHOT SX260HS


by rikkyofishing
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カテゴリ:アジング( 1 )

【遠征】11月18日 兵庫県姫路市男鹿島


釣果:アオリイカ100g×1パイ(日中)、アジ15~17cm×10匹(夕方) *夜の部エギングはノーヒット


姫路駅前に到着。首都圏にくらべ南方だが、意外と寒い。

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 アオリイカが釣りたくて周年キロアップが狙えるという南紀への遠征を企てていた。ところが、関西在住の知人の「(南紀は)12月の満月の夜なら2キロアップが狙えまっせ」的な進言により、思いとどまる。だったら、1ヶ月あとにしよう。でも、いまアオリを釣りたい。しかし、こっち(関東)では釣れない、釣る自信がない。今月は瀬戸内へ。瀬戸内海には人が少ない島がたくさんある。きっと釣れるはずだ。子どもの頃、旅行で訪れた以来だが、その時は釣りをすることはかなわなかったため、竿を出すのは初めてだ。


 今回も高速バスでの移動だった訳だが、姫路までの交通費は、実に往復で9,300円。非常に安い。楽天トラベルで探すと、旅行会社が企画する高速バスが探せる。たとえば東京~新潟間だと普通は片道5,000円以上なのだが、場合によっては半額近い2,500円というケースもあったり、かなり節約になる。正直いって、関西方面はもう少しお金を出して昼間に新幹線を使ったとしても、3,4時間も座ってなければならず、実はけっこうキツい。だったら多少狭くても寝ていって午前中から釣りができる方がいいではないか。


 行き先は、姫路市沖の男鹿島(たんがじま)。同じく兵庫県の淡路島と香川県の小豆島の中間に位置し、家島、坊勢島、西島ほか、無数の無人島とともに家島諸島をなす島である。人口は、家島、坊勢島が数千人単位であるのに対し、男鹿島は150人程度。これは少ない! プレッシャーも低いだろうし、またアオリも抜かれておらず残っている可能性が高い。ちゃんと営業してそうな民宿も二軒見つかった。


 前回伊勢湾遠征ではまさかのビジネスホテル泊の憂き目にあったため、釣り場の状況のリサーチを含めて現地の宿に電話。


私「泊まりたいんですけど、空いてますか?」


青井荘の女将(以下、青)「……男鹿島ですよ、なーんにも!ない島です。何しにいらっしゃるんですか?」


 なにもないところなのはむしろ望むところなのだ。しかし、なんだかあまり来てほしくないのか、警戒されているのか、どことなくいぶかしげな口ぶりである。


私「釣りをしようと思ってるので、なにもないのはいいんです」


青「ああ、なるほど。」


 とりあえず納得してもらえたみたいだ。


私「因みに、最近は何が釣れてますか?」


青「桟橋からアジが釣れてますよ。また、それをエサに泳がせるとハマチが釣れます」


私「イカは、アオリイカはどうですか?」


青「うーん、ちょっと前まではたくさん釣れてたんだけどねえ……、ちょっともう時期が遅いかもしれませんわ」


 うおっ、まさかのここへ来てテメー今ごろ云々か。しかし、聞くと最盛期の9月には30~40パイも釣れていたというから、それだけ生息しているのならば、数は減ってもサイズアップした個体がいくらか残っているだろう。


青「ちなみに、どちらから? 姫路ですか?」


私「いいえ、横浜です、神奈川の。」


 女将さんは絶句していたが、とりあえず一泊二食8,400円のコースを予約した。


 事故渋滞のため、バスは少々遅れて姫路駅南口バスターミナルへ到着。寝起きの身には、寒かった。ここから路線バスで姫路港へ向かう訳だが、時間がつまってしまい、ギリギリで男鹿島・坊勢島行きの坊勢汽船へ飛び乗った。平日の船内は島へ向かう作業着をきたお兄さん、おじさんがたくさんのっていて、遊びにいくのは確実に私一人だった。そして、船は小さく、瀬戸内海なのにガンガン揺れた。20分ほどすると、男鹿島が見えてきた。オーストラリアのエアーズロックみたいな島影が海上を、私の視界を漂っていた。ここで3日間過ごすとか、だいじょうぶなのだろうか……。


 着岸の際、揺れることを想定し、しっかり船が桟橋についてから席を立つと、船が発進!! まさかの降り遅れるところだったが、間一髪、船を桟橋に戻してもらい、なんとか上陸。定期船オヤジにお礼をいって、桟橋側のジジイにあいさつをした。「釣りか。アジなら釣れとるぞ」というようなことを言われたのだが、関西弁がさらに変化したようなすごいなまりで、最初はほとんど何を言っているのかわからなかった。「イカはどうですか?」と聞いた。「イカか。イカはもう遅いかもな」やっぱり遅いのか。しかし、いま船を降り立ったこの桟橋を見ると、かなりの量の墨あとがあるではないか。これはどう言うことなのだ。「釣れんこたない。昨晩も若い釣り人が8ハイだったかな、釣っていった」。


十分ではないか。


望み通り(?)、なんにもない、ほとんどだれもいない島へ到着

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船着き場から見える範囲には、ほんとうにこれくらいしか建物がない

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 なんというか、音がしない。聞こえるのは波の音、木々のざわめきくらいで、車の音もない。遠くを走る漁船の音が少しだけ聞こえた。姫路からたった30分のところに、こんな場所があるのだ。


リアルに「取り残された」気分になった。遠くに見えるのは家島。

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到着した桟橋からしてスミだらけ。これは期待できそうだ

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 青井荘の女将さんが車で迎えにきた。泥をかぶって茶色っぽくなった車体。「日よりも悪いし、キャンセルかと思って主人と話していたんですよ」と。やっぱり、あんまり来てほしくなかったのだろうか……。


 青井荘は採石場のなかを抜けた隣の集落にある。集落といっても、私が見た限り人が住んでいそうなのはこの青井荘だけだった。人の気配が薄い。


異様な島である

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やたらと石がゴロゴロしていたり、整然と積まれていたり

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島のいたるところにこんな看板が。

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 採石場内はやはり危険らしく、勝手に入ってタイヘンなことになっても知らねえからな!的な看板があちらこちらに設置してある。え、でも、船着き場から青井荘まではどうしたって通らざるをえないんですが……。道、なのかどうなのかわからないが、そのようなものは一本しかないのだ。ただ、「特に釣り人は現場の了承を……云々」の表示もあり、立ち入り禁止の程度はあいまい。そして、私は会社をズル休み(※本当は遅い夏休み)してやってきたので、この日は平日だったのだが、その割には重機は動いていない。どこで釣りをしようか。


山がこんなことになっている

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 山が削られてすごいことになっていた。鉛筆を連想させるその姿は、「環境破壊」とかそういったお決まりの思考を吹き飛ばす迫力、凄みがあった。


重機がたくさん

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採石されたあとだろう

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島の真ん中のほうまで、ずーっとこんな感じみたいだった

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海岸沿いも、基本、岩がゴロゴロ。どうなることやら

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船着き場のある集落から、青井荘のある集落の途中にある鹿公園。シカ、いねえじゃねえか、と思ったら、はるか頭上にいた

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昔は「淡賀」と書いた模様。どちらが本当なのかは不明

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 男鹿島という島の名前は、姫路の飾磨から雄の鹿が泳いで渡ってきてこの島に居着いたというエピソードにちなんでいるようだが、『淡賀鏡』なる古い文書もあるそうで、本当のところこの鹿云々はこじつけっぽい。


小さな無人島も。姫路から渡したりもしているらしい

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宿は島で1、2を争う漁師さんが経営する民宿。しかし、この島に漁師は2、3家しかない模様。あからさまに船が少ない。

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 この島に「漁港」は存在しない。なぜなら、島の住民は採石で生計をたてており、漁師は少数派、漁船もほとんどないからである。青井荘の目の前の入り江には、桟橋が数本あるばかりであった。ここまで人工構造物が少ないとは誤算であった。どこを狙えばいいのだろうか。


海沿いには植林がなされていた

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なんの木だろう

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崩された山、植えられた木。これはこれで壮観

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 崩した山の土を海岸線に盛り、木が植えられていた。山を崩したその代わりにということのようだが、なんとなく全体のビジョンが見えないというか、とりあえず空いた場所に植えた感が強い気もした。むしろ、採石が一段落着いたタイミングで、削られた山々を観光用に整備し、都市化の影で犠牲となってきた島として多くの人に公開する方が、自然環境について考えるきっかけとなりうるのではないか。そんなことをぼんやり考えていた。


 宿に荷物を置いて、エギングロッドとシーバスロッドをもって海に出た。波と風が少し強い。おまけに、小雨が時おりパラパラと降ってくる。海岸の岩は濡れて滑る。背後の巨大な重機は動いてなくても威圧感がすごい。


 それでもなんとか海岸沿いを頑張って探っていく。アオリも、釣れていたというハマチも、気配がほとんどない。海岸線は平坦ではなく割と入り組んでいるので、ワンドの出口付近から水深のありそうな場所を探っていった。もはやハマチはあきらめ、アオリを探してエギをシャクっていった。


採石場から行ける範囲で海をランガンしていったら、釣れた。小さい。ダイワ/エメラルダス・ダートでヒット

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 そして、足元までおってきた茶色い影を食わせ、なんとか1パイを確保。しかし、これがすごく小さい。本当に初期の秋イカサイズといったところ。成長が遅れているのか、産卵時期にバラつきがあるのか。


 定期船の船着き場まで出ていった。桟橋付近で釣っていると、島の住人だろうか、二人のおじさんが近づいてきた。「兄ちゃん、釣れたかい?」と。


私「すごく小さいのが1パイだけ」


住人A「アオリはもう時期が遅い。9月に来とれば、30パイは釣れたのにな」


私「大きくなったイカがいるかと思ったんです」


住人B「もちろん、周りの海にはいる。でも、大きくなると深場に落ちる。1パイじゃあ、船代がもったいないだろう。姫路からか?」


私「いえ、それが、横浜からなんです」


A&B「あららら」


 おじさんたちがどこかへいったあとは、定期船の発着場を離れ、島にあるもう一軒の民宿中村荘周辺へ移動した。ここも自前で桟橋を持っており、夏に遊びで出すのだろうか、クルーザーが止まっていた。


 時刻は14時を回っていた。そういえば、昼食を食べていない。お腹がすいた。俗に言う(?)リアル裸の大将状態である。しかし、おにぎりをくれそうな人はおろか、食べ物を売ってくれそうなお店すら見当たらない。そもそもこういった小さな島では変な時間に食事をとれないケースが多い。夕食まで我慢せざるをえなかった。そして、釣れない。水面を目を凝らして観察したが、小魚こそたくさんいたものの、イカは見えない。


 薄暗くなるまで周辺で粘ったが、なにも釣れず。ただし、小魚は桟橋際にたくさん群れており、イカがいないなんてことも無さそうだった。


初日日中の部は1パイで終了

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 青井荘がある青井の浜まで採石場を抜けていく。その途中の鹿公園には、鹿がいた。先ほどははるか頭上にいたのだが、今度は身近なところまで降りてきていた。しかしながら、この鹿たち、このようにして人の目に触れることを目的として飼育されているにも関わらず、私がロッドを高く掲げたり、おかしな動きをすると、すぐにおびえて逃げていってしまう。人なれしていない。それだけ人が少ないと言うことなのだろう。



【エギング】
ロッド:シマノ/セフィアCI4 S806M
リール:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
ライン:東レ/スーパーエギングPEエイトブレイド0.6号
リーダー:フロロ2.5号
エギ:ダイワ/エメラルダス・ダート(3.5号)



 青井荘に戻った私はスマートフォンを使ってしばし残してきた仕事の処理にいそしんだ。自前の携帯で、アホみたいな話である。便利になったのか、自由を失ったのか。


 


民宿「青井荘」の夕食。タイの姿造り

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いろんな種類のエビの唐揚げ。

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味付けは塩のみのタコの揚げもの

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タコしゃぶ

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そのほか、カワハギの煮つけやサザエなども

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アジがルアーで釣れた。正直、衝撃だった

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小1時間で10匹以上。ピンウィールは基本はメバル用という認識だが、アジングにも十分使える

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【アジング】
ロッド:パームスエルア/ピンウィールPKSS-76
リール:シマノ/バイオマスターC2000S
ライン:ラパラ/ラピノヴァXマルチゲーム0.4号
リーダー:シーガー/ライトロックR-18 5ポンド
ルアー:がまかつ/コブラ29+トリガーX/ぷっつんテイル

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by rikkyofishing | 2011-11-20 19:16 | アジング