about LURE FISHING/mainly Kanagawa pref., sometimes Expedition/bass,trout,squid and more!/camera:CANON POWERSHOT SX260HS


by rikkyofishing
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【遠征】3月31日 高知県東洋町地磯、徳島県海陽町竹ヶ島周辺



釣果:なし


 2012年3月末。


 週末、関東近辺は暴風、そしてときどき雨という予報。これでは、メバルもキツいし、アオリイカのエギングに至っては天候的にはほぼ論外、さらには誰に聞いても本格的なシーズンが始まるのは4月の中旬以降ではないか、という声が大勢。景気のいい話には出合うことがなかった。そんな状況で、イカが釣れだすのをただ指をくわえて待っていられるわけもなく、伊豆諸島への週末弾丸ツアーを企てた。しかしながら、それではいつも同じ場所ばかりになってしまう危惧があった。


(まあ、よくよく考えれば行ったことのない島にすればよかったわけだが。神津島などはかなりでかイカ釣れるらしいし)


白浜海水浴場。波が次々と押し寄せてくる

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ヒラスズキを狙った方がよかったのだろうか

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 だからといって四国くんだりまで来る必要はないとは思うのだが、土曜日の昼過ぎには高知県東洋町の甲浦駅という阿佐海岸鉄道(※総長10kmほどの地方鉄道)の終着駅を降り、海へ向かってとぼとぼ歩いていた。静かだった。桜が咲き始めていた。


桜はほぼ満開

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 薄給と日本政府による重税により貧しい生活を強いられている私は、当然今回も長距離移動の手段は高速バスである。前夜22時過ぎに横浜駅を出た。今回は移動距離の長さを考慮し、三列シートという高速バスのヒエラルキーのなかでは比較的高い部類に属するものに乗ってきた。しかし、これがなかなか曲者で、私は三列の独立シートだと思っていたのだが、横浜駅で乗り込んだバスは、二列プラス一列で私は二列の方だった。当然、隣には別の乗客がいた。もっともシートはかなりゆったりめだったので問題はないと言えばないのだが、通路側の座席だった私は窓側の乗客がサービスエリアでの休憩などで外に出る際は眠っていても起きねばならない。幸い、隣の乗客は終始爆睡していたのでそうした煩わしさはなかったのだが、とは言いつつも、やはり気は使ってしまう。


 日本の高速道路はなんやかんやで偉大である。早朝7時半頃には徳島駅に着いていた。しかしながら、途中駅の阿南でまさかの2時間待ちを喰らい、結局、高知県東洋町甲浦地区に着いたのは昼前。阿南の駅で途方に暮れながらリーダーを結んだり、菓子を食ったりしていた頃、どしゃ降りった雨は、幸い昼までには止み、むしろ日差しが見えて来たくらいだった。


午前中はひどい天気 9時ごろの阿南駅前

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さらに電車2時間待ちという二重苦(阿南駅)

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仕方がないので、エギの写真を撮ってみた(阿南駅)

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改札は有人改札。久しぶりに見た。(徳島駅)

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電車は2両連結(徳島駅)

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特急に乗った

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特急は「むろと」だが、室戸岬までは行けない。何故ならば、線路がないからである

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お遍路さんは各地で目撃

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「線路は続くよ、どこまでも」と、いきたいところだが、線路はここで終わり

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 午前中は、荒天を避けて四国までやって来たのに、こっちも天気が悪いではないか、と思ってやきもきしていたのだが、ちょうど同じ頃、東京では電車が止まったり、羽田発着の便が遅れたりと、かなりてんやわんやだったようだから、えらい時間がかかってしまったとはいえ、とりあえず釣り場にたどり着けたということ、そして昼過ぎから晴れたということはやはりこの選択もまんざら間違いでもなかったはずである。


 今回は土曜の夕方から夜と日曜の朝から夕まずめを狙い、日曜夜発の帰りの深夜バスで横浜に帰るという、週末2日間を無理矢理フル活用した弾丸日程。


 もともとは、漫然と大平洋につきだした室戸岬までたどり着けるのではないかと思っていたのだが、なんと、室戸岬行きのバスは1日2往復しか便がなく、さらに日曜は午後1時頃には室戸岬をでなければならないという。消化不良感も強くなりそうだし、そもそもうねりが強くこの甲浦でさえギリギリ釣りができるかというところ。室戸岬はまたの機会にすることにして、今回はこの甲浦近辺を遠征のベースとすることを決定した。当然、この時点ではまだ宿すら決まっていない。グダグダだ。


 無難そうなビジネスホテルっぽいホテルがあったので、電話してみたら、ひと部屋だけ空いていた。予約して、前もってチェックしていた地磯のポイントへ。


宿泊先を決め安心して釣りに

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国道55号線沿い、通称「地蔵下」

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ちょっとしたワンドの奥なのだが、サラシが

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目印はこの母子(?)の地蔵だ

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リブレのカスタムハンドル(15,000円オーバー)をセットして、いざ!

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外洋に向いたワンドの中の磯。流れ藻が多く、釣りにならない

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釣れないので、自分の影を撮ってみた

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 やはり、風がある。波も外洋に面した岩場には容赦なく白波が打ち付け、波の柱がたっていた。ワンドの奥の、沖の岩が波を遮ってる場所ならばなんとか安全は確保できそうだったが、それでもやっぱりたまに大きな波が足場に這い上がってくるし、そもそも海面にはちぎれたウイードだらけで釣りがしづらい。困った。


 とりあえず、こんなときは気分転換。甲浦の集落にあるフィッシングタハラ(別名、エギングショップスクイッドマニア)へ向かう。やたらとエギに詳しいおばちゃんがいて驚いた。知人によると、通販でエギの販売をやってるらしい。納得である。店内の品揃えは、カンジやブリーデン、ガンクラフトなど、関東では品薄なものが豊富に並んでいた。墨族の新色をひとつだけ購入して情報を聞く。


Q「イカ、釣れてますか?」


A「あんまり釣れてないよ」


 うわ、いきなり残酷な回答が。


Q「那差湾とかいいって聞いたんですけど」


A「たまに釣り新聞には載ってるけど、最近は釣れてるのは見てないね」


 いずれにせよ、翌日曜日に風向きが変わって天候が完全回復することに望みを託すしかないというのが、おばちゃんの言葉。


 うーん、しかし、翌日は帰りのバスの関係で遅くとも18時頃には竿をたたまねばならない。夕まずめのワンチャンスをとれるか否か、そこだけだ。


 宿にチェックインし、大浴場で湯船につかり、夕食を掻き込むように食べて海へ。


カツオは美味しかった

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 宿からポイントの竹ヶ島周辺までは速歩きで30分くらい。


 途中、高知と徳島の県境がある。思えば、四国を訪れたのも釣りをしたのも初。


夜道は怖い

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徳島県へ

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 竹ヶ島周辺は、前情報の通り浅かったが、それにしても異様な浅さだったので、潮位を調べてみたらちょうど18時頃が干潮。夕まずめと上げっぱなが重なる、タイミングとしては絶好のタイミング。


港脇の道路の外灯により、周囲は明るめ。ベイトが見える

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 しかし、全く反応なし。


無反応!

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 海面には小魚が複数種類群れていて、食ったり食われたりもしていた。ヒラセイゴかなにかだろうか。これだけ小魚が居れば、アオリイカにとってもいい環境であるはずなのだが。


 途中、すれ違ったエギンガーは、「まだ今シーズンはここでアオリイカが出たっていう情報はない」と景気の悪いはなしをしていった。


 そして、四国まで来たらそれなりに温かいかと思ったのだが、日が落ちると風が冷たく、そういうものでもないということがわかった。


ポンカンとはミカンの一種らしい

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 結局釣れず、失意のまま国道55号を歩いてホテルへ戻る。


 ただ、風は弱まってきていた。あす、夕まずめまでにチャンスをものにできるのか。



ロッド:シマノ/セフィアCI4 S806M
リール:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
ハンドル:リブレ/アヴェントゥーラ
ライン:東レ/スーパーエギングPE 8ブレイド 0.6号
リーダー:サンライン/エギリーダーFC 2号
スナップ:ささめ針/道具屋さん エギスナップM
エギ:ヤマシタ/エギ王Q、エバーグリーン/エギ番長、フィッシュリーグ/フラッシュマックス、ハリミツ/墨族

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by rikkyofishing | 2012-03-31 15:44 | エギング

3月24日 尺メバル狙い

3月24日 尺メバル狙い


釣果:メバル24cm×1


 前回の尺メバルに味をしめ、ふたたびひとりでかなでさんポイントへ。


 フィッシングショー帰りでポイントに入ったのが、20時50分ころ。キャストを開始したのが、ちょうど21時。終電で帰るつもりならば短時間勝負である。


 前回とまったく同じリグで同じラインを通そうと努力するが、今回は波が少々高く苦戦。そもそも、足場が常に波で洗われているので、サーフからのキャストではどうしても立ち居地が陸側に下がってしまい、飛距離が出ない。ただ、幸いなことに潮は下げ。徐々にポイントが近づいてくるだろうと読んだ。


 しかしながら、前日までの荒れも少し残っており、なかなかリグが前へ飛ばない。前回は、ケミホタルが見えなくなるくらいまで飛んだのだが、今回はどんなにフルキャストしてもケミホタルが視界に入ってくる。そして、立ち上がった波にウキがもまれている感じがラインを通じて伝わってくる。これではなかなか難しいだろう。


 なんとかまともに仕掛けを通せるところを探したが、見つからない。そして、前回は無数にあったアタリが今回はほとんどなくワームをかじられることもなかった。


 何とかせねばと思い、テトラに乗って高い足場からフルキャスト。足元を波がザバザバ洗っており、恐怖感を感じたが、なんとかならないこともなかった。


 そして、これが的中。1キャスト目でヒット。


 足元のテトラを避けるため、ラインテンションを保ちつつ、テトラから飛び降り砂浜を走る。波に乗って元気よくぐいぐいと引っ張るが、サイズとしてはそれほどでもなさそう。波打ち際での激しい抵抗が意外だったが、なんとかやり過ごし、寄せ波に乗せて砂浜にずりあげる。


ダメかと思った矢先のヒット

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 24cmほどのメバルだった。ここはあまり小さいメバルはルアーを容易に追えない環境なのか、釣れてくるメバルはそろって良型だ。


24㎝。尺はなかったが、なかなかのサイズだ

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 その後、少し粘ってサイズアップを狙ったが、かなわず。


 結果、終電を逃したため、現在小田原のインターネットカフェでこのブログ記事を書いている。明日はフィッシングショー最終日のため、動員されているのだ。それがなかったら、多分今頃はどこかで釣りを続けているところだったであろう。




ロッド:バリバス/ヴィオレンテVLL-84F-T
リール:シマノ/ソアレCI4 30 2000HGS
ライン:バリバス/アバニエギングプレミアムPE0.8号
リーダー:サンライン/トルネードVハード1.5号
フック:デコイ/オフセットフック
ワーム:バークレイ/ガルプ!ベビーサーディン2インチ

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by rikkyofishing | 2012-03-25 00:04 | ライトゲーム(根魚)

3月20日 尺メバル

3月20日 尺メバル


釣果:メバル30.5cm



 かなでさんに教えてもらったサーフの尺メバルポイントへ行くべく、上州屋で安い円錐ウキを仕入れた。磯釣りコーナーの足元に、ぞんざいな感じでザルに入れられていたような代物で、価格は1個200円以下だが、いたってちゃんとしたウキである。


いい感じにぶっ飛んでいきそうなサイズを選択

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 しかし、謎の体調不良に見舞われたり、地方でフィッシングショーがあったりで、なかなか釣行できず、ようやく今日いってきた。


 駅からは徒歩で20分ほど。駐車場が近くになく、夜間でも路駐は厳しそうだ。知っていてもやや行きづらい。さらに、ポイント自体も普通の人ならば確実に素通りするであろう地味なものである。


ガルプで獲りにいく

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 釣り方は、砂浜からちょこんと突き出たテトラの回りを、円錐ウキをつけたフロートリグで狙うだけ。明るい時間帯にポイントを目の当たりにしてみると、テトラ自体は、一体なんのために1個100万円程度はするという「テトラポット」(商品名)が何個も入っているのか、その理由すらわからないほど。本当に規模が小さなものだが、実はこのポイント、グーグルマップなどで確認すると、海中にも根が広範囲にわたって入っているのである。魚のストックは確かで、しかも人があまり来ないとなれば、メバルが大きくなるのは必然。


 新調したシマノ/ソアレCI4 30 2000HGSには、尺メバルはもちろん、まさかのヒラスズキなどの大物に備えてエギング用の0.8号のPEライン(バリバス/アバニエギングプレミアムPE)が巻いてある。準備万端。あとは釣るだけである。


 本当は19日(月)夜から入って徹夜でやろうかと思っていたのだが、どこかで花粉(セシウム入り?)を大量に吸い込んでしまったせいか、目鼻の調子が最悪で、断念。結局、昼過ぎまで目が開かず、午後3時にウエーダーをかついで自宅を出た。


 まだ明るいうちにポイントに到着。コーラを飲みながら読みかけの小説のページをめくり暗くなるのを待つ。ちょうど、文字が読みづらくなった頃から準備を始める。ウエーダーをはいて、海辺にたったのが、18時半頃。最近は日が徐々に長くなっており、まだうっすらと明るかった。


 飛ばしウキをくっつけたリグは絡みやすいのが難点だが、最近は山なりにキャストしたり、キツめにフェザリングしたり、いくつかの対処法によってようやくなんとかなってきた。テトラの回りを通したいのだが、流れが複雑で意外と難しい。ただ、テトラをそれほどタイトに攻めずとも、沖には岸と平行に根が入っているので、さほど気にはしなかった。すると、コツンコツンという小さなアタリ。しかし、乗らない。


 回収してみると、ワームがすっぱりとやられている。非常にフグっぽい。まあ、それでもキャストを続けると、かなり沖で強烈なアタリ。すかさずロッドを立てようとしたのだが、大物を想定してドラグをキツめに設定していたこともあり、グイグイと走られ、フッと軽くなり、バラしてしまった。ワームを点検すると、なんとフックが折れていた。


ワームをかじられた。フグか、いやわからないではないか。

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挙句の果てにフックが折れた

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 いる。これはなんかいるぞ。そう確信し、キャストを続ける。


 その間も、ワームがかじられるアタリが何度かあった。そのたびにワームを付け替え、キャストを繰り返す。コツンコツンというアタリが、ティップに入った感触。即座にロッドをたてると、乗った! PEラインがギシギシと音をたてる。ドラグもズルズルと出っぱなし。さすがに少し弱め過ぎたか。やり取りの途中に少しドラグを締める。フックは、オフセットフックに替えておいた。何となく、この方がフック全体でショックを吸収し、強い引きに対応してくれそうだったからだ。


 なんとかウキにつけたケミホタルが見えるあたりまで寄せてくると、今度は横に走ってテトラがまばらに入ったあたりへ逃げようとする。これはまずいと、強引に引き離す。寄せ波に乗せて砂浜にずりあげたのは、紛れもないメバル。そして、でかい! リーダーをもって波が来ないところまで引っ張っていく。


メバル歴4シーズン目にして初めて捕った尺メバル。30.5cm

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ワームがズタズタ

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顔もこの迫力

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 口元を見ると、ワームがズタズタだった。こんな状態のワームを食うとは思えないから、このメバルが歯で切り裂いたものと思われた。とすると、これまでワームをかじっていったのも、実はメバルだったのかもしれない。


 その後、1時間ほど粘ったがアタリは途絶え、終電を待たずに早めに釣り場をあとにした。



ロッド:バリバス/ヴィオレンテVLL-84F-T
リール:シマノ/ソアレCI4 30 2000HGS
ライン:バリバス/アバニエギングプレミアムPE0.8号
リーダー:サンライン/トルネードVハード1.5号
フック:デコイ/オフセットフック
ワーム:バークレイ/ガルプ!ベビーサーディン2インチ

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by rikkyofishing | 2012-03-20 23:45 | ライトゲーム(根魚)

3月11日 真鶴港

3月11日 真鶴港



釣果:ノーフィッシュ


 真鶴港は真鶴駅前の国道を横切って坂道を下っていった先にある漁港だ。歩いて10分ほどだろうが、帰りは登りになるので15分くらいかかる。通りにはセブンイレブンや食道、寿司屋などがある。やや寂れた観光地という印象である。いや、町営の大きな魚定食屋も流行っているようだし、観光客の数は大幅には減っていないだろうから、“寂れた”というのは正確ではないかもしれない。“疲れた”、とでもいった方が正しいだろうか。坂道を下る途中、頭上には数羽の海鳥が地上の様子をうかがいながら飛び交っていた。休日の真鶴港内には漁船や釣り船が止まっており、岸壁や港の外側の防波堤には釣糸を垂れる人々の姿があった。天候が崩れた前日とは一転、晴れ間が見えた日曜日の夕方だった。


 目的は近くの湯河原では親イカの釣果も聞こえ出したイカの様子見と、新調したメバル用ハイギアリール(シマノ/ソアレCI4 2000HGS)を使ってみることだった。


ひさびさの真鶴港。外側のテトラを望む

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 真鶴港にはこれまで通算で2度、記憶している限りでは訪れたことがあったが、投げ釣りでアナゴを釣ったくらいで目立った釣果を上げることができずにいた。しかしながら、沖に向かって突き出た半島で、普通の釣り場とは決定的に異なるものを備えた釣り場である。いっそ通い混んで自分のものにすることができたなら、伊豆半島よりは圧倒的に「安上がり」だ。



テトラの沖にはいい感じの岩場が。しかしながら、海藻が多すぎ、釣りづらい

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 港の内部でもメバルやイカは釣れるだろうと思われるが、実績が高いのは港外にあるちょっとした磯場周辺だったり堤防外側のテトラだったりということらしい。もっとも、本気で尺メバルなどを捕りにいきたいのであればもっと入りづらいところの方がいいに決まっている。とりあえず今回は地理を押さえ、釣り場の特徴を押さえる。


足元の岩はけっこう動く

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 真鶴には漁港だけでも3つのポイントがある。今回の真鶴港と小田原寄りの岩漁港、半島の反対側にある湯河原寄りの福浦漁港だ。これらの漁港と漁港はいったん坂を登らねば行き来出来ない。両漁港の間をショートカット出来る小道の類いも真鶴港と岩漁港の間にはあるようだが、よくわからない。これらの漁港はいずれもメバルもイカもそれぞれ実績十分なのは歓迎すべき点だが、どことなくいずれの漁港も雰囲気が薄暗く“閉じた”印象があるというのも共通している。以前、伊勢湾に浮かぶ三重県鳥羽市の神島を訪れた際、その名の通り神の領域にもっとも近いような、逆を言えば人間の土地からのどうしようもない距離感を感じた一方で、土地そのものには訪れる人々すべてに開かれたなにかを感じた。真鶴は、都心から電車でもせいぜい一時間半ほどで観光地でありながら、神島とは全く逆の、どこか頑なに心を閉ざしたものを感じてしまうのである。それは両者ともに今そこに住む人々の温かさだとか態度だとかとは全く別の、長い歴史のなかで土地に蓄積されてきたなにかである、とでも、言えばいいのか。失踪した夫の影を追って真鶴に通う女性をとおして、川上弘美の小説『真鶴』にはそれらしきものがリアルに描かれているような気がするのだが、どこがどうといわれると言葉に詰まってしまう。その正体は全くわからないし、凡人の私に表現するのは難しい。


 まあ、偉そうな事をのたまってはみたが、私にとってもほかの多くの釣り人にとっても、真鶴のこれらの漁港は第一義的にはただの釣り場である。どこに行ってもよかった。強いて言えば真鶴港が駅から一番近い。そして、真鶴半島の先端にもっとも近いので、半島のほかの小さなポイントへアクセスする場合の足掛かりとして、大袈裟な言い方をすれば一種“地政学的な”重要性がある。たかが釣り、されど、釣り。誇大妄想を抱えた一人の釣り人――私のことだ――は、徒歩で真鶴港を目指す。


日が暮れた。勝負はこれから

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 釣り場にはほかの釣り人が二人いた。二人ともエギングのようだった。しかし、逆を言えば二人しかいなかった、という言い方も出来る。昨年の春訪れた際には、もう十分にエギングシーズン入りしていたということもあり、今回入った堤防外側のテトラには数名の釣り人が等間隔に入ってエギをシャクっていた。まだやはり時期が早いのは間違いない。さりとて、全くの時期違いかと言えば、そうともいえない。ある釣具店の情報によれば、1キロアップのアオリが半島の反対側、湯河原方面に面して位置する隣の福浦漁港ではすでに上がったというし、水温を計ってみると、まだ低いもののそれでも14℃はあった。出てもおかしくはない。


 とはいえ、浅場で積極的にエサを追っているという状況も考えづらい。明るいうちは、とりあえずフルキャストして目で見える視覚的な情報とラインを伝わってくる情報とで大まかな根の位置をつかむ。足元にはやはりなにか入っているが、沖側はなにも入っていない。ただ、足元は少し沖側にもなにか入っていて、早めに回収しないと根にエギをとられてしまいそうだった。先端から対岸の沖堤防へ向けてキャストし、船の澪筋を探ろうとするが、風と少しの流れの影響で、船道にエギを低位させることは難しい。ちょうど、満潮に向かっていく時間帯だったが、そんな感じ。つまり、下げていく時間帯にはもっと攻めづらくなるのか。港内からの流れを堤防が遮る辺りから沖へ向かってキャストする方が上手くエギをステイさせることはできた。春のイカ狙いは、どちらかと言えば動かさずに誘った方がいいというから、なるべくそれができた方がいいだろうと考えた。もちろん、流れにのせて流していくというのも一手ではあったが、風にラインがとられてしまいそうで、なおかつそれをコントロールすることが難しかった。


 満潮は、19:07。辺りが暗くなる17:30頃からは堤防先端のテトラに陣取りキャストを開始。腕時計を見ながら、3分強のステイで探っていく。見る人が見たら「3分では短い、活性の低いイカが抱いてこない」と言うかもしれない。しかし、まだまだ、シーズン開幕前夜。イカが確実に接岸しているとはいえない状況。イカが居ない場所であまりにも長くステイさせることは心情的に難しい。ロングステイさせるにしても、ある程度は“サーチ”の意味合いをもって各地を探っていかないと、逆に集中力を保てない。だから、ステイはせいぜい3分、1投はせいぜい15分。一度、手元にプルプルプルッという振動が伝わったが、ちょっとイカっぽくない。スラックを出して、ピシッ、ピシッと移動距離を少な目にシャクリを入れだが、食ってこない。なにか魚がラインそのものに当たったのではないか。だとすると、ベイトはいるようだ。しかし、当たらない。


 ともあれ、今は日没と満潮が重なったベストなタイミングである。とりあえず潮か下げ始めるまではエギを沈めておこう。――しかし――ダメ。21:00を過ぎた頃からは堤防根本に戻りつつ、メバル狙い。磯用円錐ウキ飛ばしウキとして使用し、明るいうちに見ておいた磯を狙う。一度、明確にメバルのアタリが出たが、アタリの大きさからして、サイズは大きくなかった。大きなメバルのアタリは概して小さいものである。アタリは大きく、すぐにバラしてしまったが、その引きからしても狙っているようなサイズではなかった。貴重なアタリを痛恨のバラシ。寒さでロッドを持つ手が上手く機能しなかった。


 終電は22:40過ぎ。22:00には釣りを終了。気づくと真鶴半島の先端からは、赤茶けた月が上がっていた。



【エギング】
ロッド:シマノ/セフィアCI4 S806M
リール:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
ライン:東レ/スーパーエギングPE8ブレイド
リーダー:サンライン/エギリーダーFC2.0号
スナップ:ささめ針/道具屋さん ローリング付 エギスナップ P-357
エギ:エバーグリーン/エギ番長3.5号D、フィッシュリーグ/フラッシュマックス3.5号、ヤマシタ/エギ王Q3.5号、
【メバル】
ロッド:バリバス/ヴィオレンテVLL-84-T MMH
リール:シマノ/ソアレCI4 30 2000HGS
ライン:バリバス/アバニエギングプレミアムPE0.8号
飛ばしウキ:B程度の浮力の磯釣り用円錐ウキ
リーダー:フロロ1.5号
フック:マリア/ゼロヘッド、カルティバ/バランサーヘッド0.3g
ワーム:バークレイ/ガルプ!ベビーサーディン2インチ

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by rikkyofishing | 2012-03-12 01:50 | エギング
3月10日 沼津静浦港、西伊豆土肥港、南伊豆中木港、南伊豆妻良港



 これまであまり行ったことがなかった沼津および西伊豆方面を攻略すべくレンタカーを借りて東名高速で西へ。


 沼津ではちょっと前まではアジが釣れていたというし、アジングの練習を、と。また、そろそろアオリも出ていい頃であるし、現にちょろちょろと釣れだしているらしかった。


 横浜駅前でレンタカーを借りたとき、雨が降っていたが、気にしない気にしない。何故なら、今回は車があるので自動的に雨風をしのげるのだ。


 午前1時、沼津。


 しかしながら。


 雨が止まない、いや、止まないのはいいとしても、雨脚はむしろ強まっていった。トラックの間を東名高速を沼津に向けて走っていたときも、車の窓を雨粒が強く叩いていた。沼津インターを降り、市内を少し走るとすぐに静浦港に到着。……したのだが、雨のせいか、アジの群れが去ったのか、堤防には誰もいない。初めての場所では、ほかの釣り人がいないと、釣れる場所を絞っていくのが難しい。とりあえず、常夜灯の灯りが照らす辺りを探ってみるが、ネンブツが釣れたのみ。こうなると、もうなにを頼りにしてよいのかわからなくなってしまう。あまり混みすぎの釣り場もよろしくないが、誰もいないのもそれはそれで考えものなのである。


土曜未明、午前2時。失意のネンブツダイ。ここから迷走が始まる

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 依然として雨脚の強い雨は降り続き、おまけに風まで出てきてしまった。これは参った。


 とにかく、アジが回ってくるかもかれないので、釣りは続ける。1.5㌘のジグヘッドにティクトのフィジットを付けてフルキャストし、タテに探ってくる。が、たまにネンブツダイとおぼしきアタリがあるのみ。


 アジは明け方によく釣れると言うはなしを信じ、なんとか明け方まで粘ったが、ダメ。静浦でアジが釣れないとなると、もうここにいる意味はない。伊豆半島の先端方向の方が水温も高かろうし、西伊豆へ移動し、エギングをやろう。


 午前5時、西伊豆土肥港。


 伊豆半島を南下。降り続く雨。


トウゴロウイワシか。市街地を流れる川の河口の沖の流れに付いていた。

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 赤い灯台の堤防先端に入る。ここにも人はいない。先端から沖へ向かってエギをキャスト。じっくり待って、糸フケを出した移動距離の少ないシャクリを時おりお見舞い。しかし、キビナゴが引っ掛かってきたのみ。水温を計ってみると、16℃ちょっとあった。これなら釣れてもおかしくないような。しかし、ダメなものはダメだった。いい加減眠くなってきたので、車のなかで就寝。


 午前11時、仮眠から起床。


 どうせここまで来たんだし、せっかくだから南伊豆も見ていこうと、南へ移動。中木へ。


 中木は規模の割に駐車スペースが広めなのがよい。二つある堤防のうち、西側へ入る。テトラからの釣り。テトラも非常に乗りやすいタイプのもの。いろいろ都合がいい。エギングの釣り人も私の他に2名。


中木港

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テトラは乗りやすい形状。

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上段は夜釣り禁止だそうです

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まあ、気長に待つことに

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内側にはボラかなにかがいた

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 この頃は雨は止んでいて、釣りに集中できたが、アオリからの応答はなし。水温はここも16℃前後。ただし、墨跡はない。雨で流れたのだろうと思い込むことにした。


 ほかの釣り人のうちの一人と情報交換。たまに中木に来ているという彼も特にアタリはなかったそうな。


港内側も探る

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「禁止」、が、好きな人たちというのはいるもんなんだよな

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もちろん、こういうのは当然のことだ。

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エギングもヤエンもいるが、釣れていないようだ

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 夕まずめ、このまま中木で粘るか他へ移るか。妻良へ移動。


妻良港。ダメだ

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そして、港内側は工事中ということもあってかちょっと汚い。

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 午後4時半、妻良港。


 ここには私の到着と入れ替わりでエギングの釣り人が帰っていったのみでほかの釣り人はゼロ。船道や所々根が入った沖のボトムを探ったが、芳しくない。そもそもあまり小魚がいない。中木の方がよかったかなあと思いつつ、この日はこれでタイムアップ。


 青野川の土手には河津桜が満開だった。もうそろそろ釣れ出してもいい頃なのに。



【アジング】
ロッド:パームスエルア/ピンウィールPKSS-76
リール:シマノ/バイオマスターC2000S
ライン:ラパラ/ラピノヴァ-Xマルチゲーム0.4号
リーダー:フロロ1号
ジグヘッド:がまかつ/コブラ
ワーム:ティクト/フィジット、トリガーX/ぷっつんテイル
【エギング】
ロッド:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
リール:シマノ/セフィアCI4 S806M
ライン:東レ/スーパーエギングPE8ブレイド
リーダー:サンライン/エギリーダーFC2.0号
スナップ:ささめ針/道具屋さん ローリング付 エギスナップ P-357
エギ:エバーグリーン/エギ番長3.5号D、フィッシュリーグ/フラッシュマックス3.5号、ヤマシタ/エギ王Q3.5号

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by rikkyofishing | 2012-03-12 01:07 | エギング