about LURE FISHING/mainly Kanagawa pref., sometimes Expedition/bass,trout,squid and more!/camera:CANON POWERSHOT SX260HS


by rikkyofishing
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【遠征】4月30日 種子島赤尾木港(鹿児島県西之表市)



この日唯一の「釣果」……

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 壊れた雨どいから雨が落ちる音がひっきりなしに聞こえる。風はうなりをあげるように、時おりまるで台風の時のように吹いている。


 天気予報では、風は東から北東、夕方から北になる。午前中は10メートルと、厳しい状況だが、のちのち7メートル以下に一応は落ち着く予報。昨晩の岸壁は西向きなので午前中も釣りをするぶんにはなんとかならないこともなさそうだったが、午後から雨脚が弱まり、少しずつ天気が快方に向かう予報でもあったので、午前中のうちは民宿の部屋で沈没。民宿の隣の隣に釣具屋があり、そこにスパイクまでついた安い長靴が売っていたので購入。2,000円程度のものだったが、いくらなんでもこの遠征中に壊れることはないだろう。レインウエアのズボンを、この長靴の外側をしっかりと覆うように履けば、浸水することはないはずだ。基本的には餌釣りのお店のようだったが、店内にはちゃんとラインやエギもあり、困ったときには助かりそうだ。


 雨は午前中いっぱいはガッツリ降っていたが、昼過ぎにはなんとか外には出られそうになってきたのて、雨具を着込んで宿を出発。宿は港から大体10分くらい。釣具屋の近くだった点はよかったが、釣り場のすぐ横ではなかった点はやや判断ミスだったかもしれない。


 まだ明るいうちは高速船などが発着する岸壁の周囲のポイントも見て回った。様々な方面からの情報では、この岸壁のみで十分に事足りるという話だったのだが、雨が降ってしまったため、西之表港に流入する島で一番大きな川からの雨水の影響は無視できない。雨水の影響が少なさそうなところ、川の流れが直接当たっていない隣の小さな漁港や岸壁などを見て回った。


赤尾木港の出口

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ここは釣りしづらそう。港から北へ歩いて行った辺り

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 まず、隣の赤尾木港だが、こちらは確かに濁りは薄い。小魚もちらほら見えていた。ただ、石積の堤防がやや足場が高く釣りはしづらい。港内は水深は確保されているようだったが、釣りが自由に出来る割には釣り人の姿がなく、またスミ跡もない。


 農協のスーパーの根本から伸びる堤防の外側は根が沈んだシャロー。ただし、海草などはまばらで産卵エリアにはなっていなさそうだなあ、と思っていたら、なんと見えイカ登場。水面近くをふらーっと泳いでいた。しかも、けっこうでかい。1.5キロアップはありそうなアオリイカだ。エギを投げると反応することから、産卵に入った個体というわけでもなさそうだった。しかし、私のエギを抱くことはなかった。1キャスト目はかなり強い反応を示すが、次からはほとんど無視。カラーをかえてまた投げてみると今度はどこかへ逃げてしまった。うーん。


 種子島で目を引いたのは政治的なメッセージの多さ。


TPP交渉参加に反対する農協

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日本教職員組合の傘下と思われる鹿児島県教職員組合の馬毛島米軍基地化に反対するもの

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こちらは日本共産党

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かと思えば、正体は不明だが明らかに保守的なバッググラウンドを持つであろう主体による看板

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 TPP交渉参加への反対から馬毛島の米軍基地化へ反対するものまで、左右入り乱れていた。そういえば、初日には右翼の街宣車に遭遇した。右翼がいる離島というのも珍しい


 ただ、この港は川の流れがじかに当たっているエリアではないため、雨水の流入直後のポイント選択としては正解だと思われた。ここで、夜まで粘ることにした。


 例の見えイカは、たびたび私の前に姿を現した。エギを投げると、反応するが、いずれも第1投のみ。また、色がまばらな茶色で、なんとなく普通のアオリイカではない感じ。普通のシロイカよりも大きくなるとされる、いわゆる「アカイカ系」というやつなのかもしれない。


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 時おり思い出したように小雨が落ちてくる。天気予報では午後からは曇りの予報だったのに。島の天気は変わりやすい。


 私が釣り続けていると、スーツ姿の男性が話しかけてきた。福岡から出張で来ているというシステム関係の職業の方で普段はひとつテンヤの釣りにのめり込んでいるそうだが、アオリイカのエギングもやるらしく、種子島ならエギングだろうということで、リールとエギだけをカバンに忍ばせて種子島へやって来たという。ロッドは釣具屋で借りる算段だとのこと。釣り場を探してふらふらしているときに雨のなか釣りをしている私に遭遇したということだった。


 私は、昨日の岸壁の様子と釣具屋「種子島ラッキー」の場所を教えた。


 この日は祝日だった。実を言うと、今年の大型連休、私は9連休だ。私の勤務先は、通常はカレンダー通りだが(というか、公務員や電力企業でもなければ普通はそうだろう)、真ん中の平日を2日とも休みにするという暴挙に出たのだ。連休明け、机がないかもしれないが。


 福岡から来た釣り人と別れた後も、がんばってシャクリ続け、フォールのアタリを待ち続けたが、一向にアタリなし。



 隣の磯混じりのシャローには補食態勢にあるイカが確実にいるのに、どうしたらいいのか。西之表港の北部方面も覗いてみたが、堤防の少し沖にテトラ帯という、かなり釣りがしづらい地形。レンタカーなどを借りる以外、エリアを大きくかえることはできそうになかった。



 とはいえ、大雨の影響もどれほどのものなのかはかりかねた。かなりの雨が降ったとはいえ、流入するのは飽くまでも島の川。本土の川とは流程も流量も全然違うはずだ。雨水の流入を過大視しすぎると、実績ポイントでのチャンスを逃す恐れがあった。レンタカーを一日だけ借りてほかの釣り場を探すという選択肢もあったが、さらに収拾がつかなくなる可能性もあった。


 完全に日が落ちた夕食後も釣り場へ向かったが、ノーヒット。
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by rikkyofishing | 2012-04-30 11:52 | エギング
【遠征】4月29日 種子島西之表港(鹿児島県西之表市)


バッカンを持って飛行機に乗ることがあろうとは……(鹿児島空港にて)

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いざ、種子島へ!

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種子島は想像していたよりも「都会」。いわゆる「島に来た」感じは薄く、どこかの地方都市に来たかのよう

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水質はクリア(初日の夕方までは)

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西之表港は沖の長い堤防が外海からの波をさえぎっている

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実績岸壁

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スミ跡多数!! しかし!!!

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 3月から4月にかけて春イカを狙って南伊豆から西伊豆、遠くは四国高知まで、貪欲にエギングしたが私にはコウイカしか釣れなかった。そういうわけで、「キレて」しまった私は、大型連休を利用して鹿児島までやって来てしまった。


 こんだけ南まで来ればアオリイカは年中釣れるだろう。


 鹿児島の海は、大隅半島と薩摩半島のふたつの大きな半島がある。エギンガーは基本的に半島好きで突端好き。さらに、種子島など、でかイカ実績の高い離島を擁する、一大エギング釣り場なのである。


 さらに、歴史的にはエギの発祥・発展の地であり、江戸時代には薩摩藩士たちによってエギによるイカ釣りの大会まで開かれていたそうな。「大分布巻き」なるタイプが現在の市販エギのスタンダードであり、発展の面ではいくらかそちらに譲るとしても、発祥の地としては絶対に鹿児島なのである。日本固有の「ルアー」で、江戸時代から「トーナメント」まで開催されていたというからこれはすごい。


 さて、鹿児島は九州である。しかも、九州の一番南である。当初、高速バスを乗り継いで各地を釣り歩きながら鹿児島を目指すというプランを考えたのだが、こちらの方がちょいちょい金が出ていくため、意外とお金がかかるという試算。鹿児島までスカイマークエアラインなら24,800円である。このスカイマークという航空会社は、機内サービスを省略するなどして価格を下げている格安航空会社である。が、格安なのは早めの予約などの場合であり、普通運賃はもっと高いと思っていたのだが、さほど高くない。そして、出発の数日前に予約しても取れた。大型連休とはいえ、なんとかなるもんである。


 6:20羽田発の便だったのだが、横浜市内の私の最寄り駅からだと、搭乗手続きの締め切りに微妙に間に合うというか、微妙に間に合わないというか……、きわどいところ。出発20分前までに(つまり、6:00まで)手続きをしなければならないのだが、羽田空港国内線ターミナル駅到着が、どんなにがんばっても5:55(笑)。駅のホームから出発カウンターまで果たしてどれくらいなのか。そういえば、成田は何度か利用したことがあるが、羽田は初めてだ。学生の頃、バンコクのドンムアン空港のベンチで一夜を明かした思い出があるが、羽田空港はそんなことは出来ないそうだ。とすると、羽田の東横インあたりのビジネスホテルか川崎あたりのネットカフェに泊まらなければならないが、それだと結局また金がかかる。


 ここは、いわゆる「出たとこ勝負」でなんとかすることにした。


 羽田空港では朝っぱらから職員のお姉さんたちをかなりわずらわせることになってしまったが、なんとか出発。もう少しでも遅れていたら、乗れなかったらしいが、「乗せてやるから言うことを聞け」という感じで次々と手続きをくぐり抜けていった。飛行は大体1時間半。飛行機だと鹿児島もあっという間だ。東京からなら、沖縄だろうと北海道だろうと、とりあえず現地に入るだけならば2時間程度あればおおよそどこにでも行けてしまう。やっぱり日本はいい意味でも狭い。うとうとする間もほとんどなく、鹿児島空港到着。スカイマークのお姉さんは機内より地上にいる人の方がかわいかった。


 バスで市内へ。初九州である。鹿児島市街はかなり都会だ。


天文館

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 路面電車が走る町を、「天文館」なるエリアで下ろされ、乗務員によるとフェリー乗り場まではここから歩けという。この頃はまだ晴れて日が出ていて、非常に暑かった。暦の上ではまだ4月だったが、南国の陽気を感じていた。


 ターミナルに到着すると、ちょうど出発する高速船があり、たまたま空席があったため、間一髪で飛び乗った。伊豆諸島や佐渡島へ行くときと同じ川崎重工(開発はアメリカ・ボーイング社)のジェットフォイルだ。しかし、この時点では種子島に何日いるのかも、またどこに泊まるのかすらも、まだ決めていなかった。


 1時間半で種子島到着。


 蒸し暑い。


 船着き場にターミナル的な建物があり、観光案内の女性がいたので、どこか泊まれそうなところはないか、聞いてみた。しかし、「おそらく、大体どこでも泊まれると思います」と。大型連休で、高速船内の人の多さにビビっていたのだが、大丈夫そうだ。


 というより、今日日、大型連休(ゴールデンウィーク)だからといって休めるような人ばかりではないということなのだろうな。


 電話をして一軒目の民宿に宿泊決定。とりあえず、海岸沿いをパンをかじりながら歩いてみて回る。高速船が到着した西之表港から左に曲がって行くと、そのとなりにも小さな漁港がある。が、浅いみたいだ。そこからさらに歩いていくと、釣具屋を発見。割とルアーに強いとされる種子島ラッキーだった。当然、入店。


フィッシングラッキー店舗外観。4号エギが標準サイズ

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港から10分くらいのところに看板がある

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 お店の方によると、イカはこの日の朝、3.3キロが出たらしい。場所はというと、高速船が発着する船着き場のあたりだという。小サバを補食しているらしく、「夕方やればまあ釣れると思う」、という心強いお言葉もいただいた。アオリーQと墨族の4号を購入。


 宿は港から少し丘を上がった民宿。不動産屋かなにかを兼業しているらしく、民宿はそれほど主力ではないのか、私のほかには宿泊客はいなかったが、ご主人は感じのよい人物だ。


 早速、釣りに出かける。港につく頃になって雨が落ちてきた。新調したAIGLEのカッパを着込む。それでも、釣りはじめてからしばらくは本当に小降り程度。岸壁でおそらくはサバを狙っていたであろうサビキ釣りの家族連れもしばらくはそのまま釣りを続けていた。


 エギングの釣り人は明るいうちは私のほかにひとりだけ。ただ、雨が本降りになってくると、サバ釣りの家族連れと時を同じくして帰っていった。一時、岸壁には私ひとりだけになってしまったが、やがて二人連れのエギング釣り人がやって来て釣りをしていた。屋根のあるベンチで休んでいると、一人が荷物を置きに来た。釣果を聞いてみると、一杯釣れたという。エギはオレンジ色っぽかったので、安易だが、オレンジ色のエギに変更。さらに、シャクリは大きくゆっくりとした感じだったので、それも真似してみた。


 すると、フォールでラインをもっていると、ティップをもっていかれるハッキリしたアタリ! しかし、ズルリと外れる。千載一遇のチャンスを逃してしまった。回収したエギを見ると、ザックリとやられていた。


ガブリといっている

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 これだけ破れてしまうと、接着剤で丁寧に補修しないと動きが安定しなさそうだったため、交換。それにしても、昨年の新島1.5キロと同じような噛み跡。2キロ3キロとは言わずとも、同じくらいはあったのではないだろうか。また、エギも新島と同じヤマシタ/エギ王Qライブ。ヤマシタのエギはこういう風に布が破れやすい気がする。ガッチリ噛みつかれるからか(ポジティブ)、蓄熱布を使っているという温チャージの布が弱いからなのか(ネガティブ)はわからないが、エギ王Qライブ、釣れる。


 夕まずめは暗くなるギリギリまで粘ったが、出ず。夕食の時間なのでいったん旅館に戻った。


 夕食時、宿の主人の話によると漁師たちは沖でヤリイカやコウイカの漁を行うという。ちなみに、鹿児島、宮崎、熊本などの九州の南よりではアオリイカのことをミズイカと呼ぶ。


 夕食後、再び港へ向かう。先程の前半戦で靴は完全に浸水。ゴアテックスを使用した防水のアウトドア用の靴なのだが、結局痛んでしまって水が浸水する。


 20:30港到着。風も時おり強く吹き、雨もしとしとと降り続いていた。当然、岸壁には誰もいない。先程の釣り人たちも帰ってしまったようだ。海面を強い光で照らすと、なにかいる。サバなのだろうか。南の海はダツなどが怖いので照らすのはほどほどにする。


 オレンジ色っぽいカラーで探ってくる。シャクリはゆっくり目で、次のシャクリへうつるペースも遅め。スラッグは最小限を巻き取るのみにして移動距離を押さえてじっくり探る。時たまリトリーブなども織り混ぜて、丁寧に探る。だが、反応がない。


 オレンジ色のエギ王Qからケイムラのエギザイルに変更してステイを長めにとって点で探ってくる。しかし、なかなかアタリらしきものがない。


 岸壁には常夜灯はないが、フェリーや高速船のターミナルと貨物置き場あたりからの明かりが多少は届き、真っ暗ではない。岸壁に停泊中のジェットフォイルが点検かなにかなのか、止まったままで発進するときの大きなうなりを上げていたため、夜だったが、周囲は騒がしかった。また、強い光を照らしながら、大きめの貨物船が入港してきたりもした。


 22:30、突然、辺り一帯の明かりが消え、心臓が止まるかと思うほどびっくりした。これを潮に撤退。風も雨も強まる予報。明朝はおとなしく寝ているしかなさそうな感じだった。


 それにしても、私に釣れるアオリイカはもはやこの国にはいないのだろうか。
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by rikkyofishing | 2012-04-28 22:00 | エギング
4月22日 静岡県沼津市内浦湾一帯



釣果:なし(三夜連続ノーヒット)


 22日、早朝。私は伊豆急下田駅で始発の伊豆急行を待っていた。結局、悪夢の高切れ以降、足元のみで釣りをしてみたり、深夜営業の釣具屋を探したりしてみたが、どんどん夜明けが近づいてくる。確か、下田へ入る直前の清水なんたらという釣具屋は24時間空いていたはずだったが、あそこにPEラインなんぞあっただろうか。そもそも徒歩だと少し遠い。ナカダは夜はやっていなかった。ネットには土日は終夜営業であるとあったのに、いつの情報なのだろう。本当にネットというのは肝心なときに役に立たない。


 午前4時を回ると、渡船や船釣りの船が動き出していたようで、どこかしらそれらしき店がないか、稲生沢川沿いを歩いてみたが、ダメ。もう下田は諦めて、沼津で朝からやることにした。沼津なら釣り場の近くにも釣具屋があるし、レンタカーを借りれば郊外には上州屋かイシグロがあるだろう。


 ……それにしても、それにしてもだ。本当にでかいアオリイカの時合いは深夜だという。それなのに、未明から夕まずめ直前までのすごく良さそうな時間をただ、途方に暮れて過ごすことになった。


 始発は5時50分と、やや遅い。


 ただ、駅の待ち合い室は割と早くから開いていたので、そこで待つ。


 始発の伊豆急行は空いていた。


 伊東と熱海で乗り換え、沼津へ。沼津の釣り場はとにかく駅から遠くバスも高い。木負堤防などは駐車場代を払わねばならないのがしゃくだが、いっそレンタカーを借りてしまおうかと思っていた。すでに電池が切れかかって瀕死の状態のスマートフォンで調べてみると、沼津は駅前にニッポンレンタカーがある。始業の8時から終業の20時までの12時間ならたいした値段じゃないだろう。そう思って、営業所へ向かったら、なぜか営業所自体の開業が翌日からだった。なんか今週末は本当についていない。このまま釣りを続けると、何かタイヘンな事態に捲き込まれるのではないかと、不安になった。


 仕方無しにバスで内浦湾を目指す。静浦までであれば、伊豆長岡駅と沼津駅を結ぶ主要な路線であるためか、本数は割とちゃんとある。静浦にはマイムスなるショップがあり、ラインも調達可能だ。


静浦漁港近くのマイムス

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 マイムスで、昨年の春に使っていたサンライン/PEエギHGの0.8号を購入。また、墨族や以前から使ってみたかったジンゴ/ロケッティア・ホバーロックが数色あったので試してみるべくこちらも購入。このマイムスという店、ネット上では評判のよくない店であるが、私には何が不評なのかわからなかった。大磯のすずき釣具店もネットでは嫌われているみたいだが、私は別に嫌いじゃない。ネット上にあるのは要するに「私怨」がほとんどなのであって、故・筑紫哲也氏が生前よくいっていたように「便所の落書き」以上のものではないのだ。ひょっとしたら、このブログに書いてあることも八割方ウソかもしれない。ネットとはそういうものなのだ。


 マイムスには都内の下手な量販店に比べればエギも割とあったし、ロケッティアに出合えたし、店員もごく普通だった。というか、エギは少し安くしてくれた(もとが少々高いけど)。ひょっとしたらエサの鮮度などの問題なのかもしれないが(今回の場合、私には関係ない)、意外と新しい店で開業から10年程度、港から近い好立地、面白くなく思っているものも多いのだろう。


堤防のキャパは大きい

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静浦漁港内、水温は17℃ないくらい。なぜか低め

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 静浦港内で水温を計っていたら、じいさんが寄ってきて、「イカなんか釣れんだろう」と。水温を計っていただけなので、確かに、釣れてはいない。「なんで釣れないんですかね」と聞いたら、「船が動いていてうるさいからだ」と。う~ん、漁師などではないのか、このじいさんは。なんというか、最近のじいさんの言葉には重みがない。


 「釣れないので、もっと西伊豆の方に行きます」といって積極的に追い出されてみた私は、海沿いを淡島方面へ歩いていった。途中にも良さそうな岸壁や波止がある。ちょいちょいエギをキャストして行くが、なかなか感じをつかめない。水中を凝視してみるが、イカらしい姿は見えない。


 途中、ある岸壁で激しいスミ跡を発見した。墨のなかには、アジか何かの尻尾が落ちていた。墨の色は濃く、比較的新しいものと思われた。


スミ跡発見

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アジの泳がせか、ヤエンか。少なくとも、アオリイカはいる。

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 狩野川放水路の周辺、口野と呼ばれる地区はエギングが禁止であるという話だったが、特に看板などは見当たらなかった。意味不明だ。


内浦湾内の岸壁

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 個人的にいい感じの雰囲気だと思ったのは、重寺のちょっとした港。小型アオリイカのリリースを促す掲示はあったが、逆を言えばエギングもイカ釣りも禁止されてはいない。


淡島脇の重寺の港

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足元からけっこう深い

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 ただ、釣れなかった。時間はどんどん過ぎていく。このままこの日が終わってしまうと、週末完全ボウズを食らってしまう。バスで木負へ移動。この辺まで来ると、もうコンビニはない。近くのちょっとした商店で昼食を仕入れたのだが、お店の奥さんが意外と(といっては失礼か)美人だったので驚いた。


釣れないので、バスで木負堤防へ移動

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岩崎釣具店

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 しかし、ちょうど遅い昼食を食べ終えた頃に雨が落ち出してた。雨は降り続き、堤防上に水溜まりを作り、ついには私の不十分なレインウエアから浸水してきた。だいぶ温かくなってきたとはいえ、水浸しは体にこたえる。たまに屋根のある場所へ行って、自分をだましだましなんとか釣りを続ける。しかし、全然ダメ。


雨が降り出してきた

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レインウエアも結局浸水

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 結局、堤防でひとりだけエサでアオリイカを釣り上げている人がいたのみで、今回もアオリイカの顔を見ることはできなかった。


 完全ノックアウトである。
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by rikkyofishing | 2012-04-23 22:58 | エギング
4月21日、22日 静岡県下田市下田湾



釣果:なし


 前夜の熱海港から一旦帰宅した私は、夕方近くに起き出し天気予報をチェック。思ってたほど天候は崩れない。風はあるみたいだったが、南~南東の風のようだった。つまり、東伊豆はキツいが、沼津や下田湾ならばどこかしらで釣りはできるということだ。行き先はふたつに絞られた。


 しかし、どちらも電車ではアクセスがよくない場所である。下田は単純に遠いし、沼津の内浦湾は、市街地から意外と遠く、またバスの終バスは早い。車をあまり使わずに釣りに行っているとバスを利用することはよくある訳だが、バスを使っていていつも思うのは、時刻表などの情報を調べづらいということ。例えば、沼津で乗るバスのことをホームページで調べようとしたら、自分が乗る予定のバスの会社を調べ出さねばならない。バスというものは民営と公営が入り乱れており、路線も複雑。なれない土地では意外と面倒だ。さらに、日本国内の路線バスを完全に網羅したアプリなんかがあればいいと思うのだが、これがまた微妙。それに近いものはあって、私もスマートフォンにダウンロードしたのだが、なぜか肝心の沼津のバスは非対応。鉄道、バス、飛行機全部含めたルート検索機能がついたアプリなどがあれば、お金を出してもいいのだが、アプリ類は使ってみないと自分の使用に合うか合わないかがつかめないのが難点ではある。


 で、なんとか苦労して調べてみたら、沼津の内浦湾はもう終バスは無理っぽかった。ということで、またしても下田へ。水温は黒潮の蛇行が半島先端に近づいており、妻良で20℃近くあった。下田でも18℃は越えているものと思われた。


 東海道線、伊東線、伊豆急行を乗り継いで下田へ。このルートはいつ来ても遠いが電車の本数がちゃんとあるのは救いである。


 22時過ぎに下田駅到着。風はこの時点では南からだったので、犬走島堤防でも福浦堤防でもどちらでも釣りにはなりそう。であるならば、近い方の犬走島堤防へ。


 風のせいか、堤防上にはあまり人影がない。具体的には犬走島までの間に3名ほど。少ない。そして、ライトで堤防上を照らしてみると、スミ跡が……ない。


 せっせとみんな洗い流しているという可能性もあったが、釣り人の少なさからかんがみてもあまり釣れていないことは確かだ。堤防上であいさつした方によると、彼も様子を見に来ただけで、釣果は期待していないような風であった。水温は急上昇したのだが、まだイカが入ってきていないのか。


 そうこうしているうちに、風が南から東よりが強まってきた。こうなると福浦の方が楽そうだった。先日コウイカを釣った護岸から釣るという手もある。


 犬走島から福浦までは歩くと大体30分くらいである。柿崎からハリスの径に入り、海沿いを歩いていく。護岸にはいってからは、釣りながら歩いていく。特に反応はないが、こちらはスミ跡がたまにある。それほどの量ではないが。


 はるばる福浦堤防に到着すると、こちらも釣り人が少ない。先端方面に数名、根本方面にエギンガー2名、以上! といった状態。そして、外側を向いてキャストを開始したのだが、ビュンビュン風が吹いていて、追い風にエギを乗っけるとラインのフケも含め相当な量のラインが出てしまう。先程から気づいてはいたことだが、ここ最近エギングに行きすぎて私のセフィアCI4はスプールの下巻きまで出てしまうほど。気づいてはいたのだ。


 まあ、これくらいの風は春には付き物だと、平気なふりをしてシャクり続ける。


 数投したとき、風の中でスラックを出しながらシャクっていたら、


 ……パチンッ……


 と、わずかなラインのみをスプールに残してメインラインが高切れ。


 午前2時半、春の風が吹く未明の堤防上。途方に暮れていた。


 下田の呪いは解けていなかったのだ。


いかしたネーミングの喫茶店を発見

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by rikkyofishing | 2012-04-23 14:39 | エギング

4月20日、21日 熱海港

4月20日、21日 熱海港



釣果:なし


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 水温は15℃あったが、西伊豆&駿河湾側ほど温まってはいないようだ。


 ただ、スミ跡はド派手なのが一ヶ所あった。定期船の発着場付近である。


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 また、明け方に入ってエギを買ったフィッシングショップサンワのおじさんによると、後楽園ホテル裏のテトラの方が調子いいみたいだった。


 しかし、その情報を得たのは一晩釣ったあと。出直そう。
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by rikkyofishing | 2012-04-21 21:31 | エギング
4月15日 熱海港→初島第一漁港&第二漁港→静岡県沼津市木負周辺




木負堤防

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釣果:ちっこいタコ1パイ(静岡県沼津市木負)


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 朝までがんばったが、熱海港内に私に釣れるアオリイカは居なかった。


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 とりあえず、一番近いローソンで朝食を買って初島航路の発着場へ。途中に温泉旅館が何軒かあって、朝もやっているところもある(?)模様。日帰り温泉にでも入ってさっさと帰ってしまおうかと思った。でも、帰れない、釣れないのをこの目で確かめるまでは……(意味不明)。


 初島への第一便は7:30熱海港発。例によってエクシブに向かう気色の悪い金持ち的なヒトビトが沸いているかと思いきや、そもそも今日はすでに日曜日だし、早朝なこともあってそうでもなかった。30分ほどの乗船で初島第一漁港に到着。


渡船代としては安いが、伊勢湾や瀬戸内の小島の定期船と比較すると激高

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ほぼ1年ぶりの初島上陸

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 初島ダッシュを見送って、堤防へ上陸。早速エギをキャスト、ではなく水温計をキャスト。……表層もちょっと深めも14℃くらいしかない。下手すると、14℃を若干切っているくらい。あーあ。


 まあ、14℃というのはアオリイカが行動をする水温であり、可能性がまったくない水温ではないので、周囲を観察。本土ではあまり見ない、緑がかったトロピカルな輝きを放つ魚の群れを発見。ときおり、極小ボラか何かを追い回しているそれは、タカベのようだった。タカベはアオリイカの捕食対象なのだろうか。そもそもタカベってフィッシュイーター(?)なのか。図鑑などではプランクトン食とされている場合が多いような気がするけど。昨年初島を訪れた際も、岸壁際にタカベらしき魚がいたが、そのときのタカベはそんなに大きくなかった気がする。この日周囲で釣られていたのは、塩焼きサイズのそこそこ大きなタカベであった。そんなことを考えながら、タックルをセットし、エギをキャストする。


 初島第一漁港は港内が意外と狭い。港最奥部のスロープから出漁する小さな漁船と初島航路の連絡船が出入りするために必要十分な大きさ。大きな堤防の内側には二本の短い堤防があり、フルキャストしたとしても届かないが、もう少しで届いてしまいそうなぐらい。人によっては届くかもしれない。また、二本ある堤防のうちの外海側の堤防の外側は、ゴロタ浜である。よって、定期船が発着する堤防から港内側へ向けて遠くに投げれば投げるほど、シャローへ向かって投げることになる。


港内はそれほど広くなく水深もない

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タカベはたくさんいるのだ。ほかにメジナもなかなか釣れていた

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日射しは暖かいが、水温は同じ

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 港中央部、航路となっている辺りはそれなりの水深があり、時間をかけて探る価値もありそうだった。以前、ウキ釣りで来た際は大きなアオリイカが釣れていたのを目撃した。実績もあるのだ。ただ、気になったのはエギをキャストしている人が居なかったこと。また、堤防上をひと通り見たがスミ跡もなかった。前夜の雨で流れたのかもしれない。かもしれないが、なんとなく気配は薄い。外側にもタカベと思われる魚の群れ。第二へ移動。


第二へ移動

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 初島第二漁港の堤防外側先端部付近に入っているテトラは、私がこれまで釣りをしてきて知るなかでもかなり上位にランクインする「歩きづらい&釣りづらいテトラ」だ。形状、大きさ、所々荒波によって崩されているその状態、どれをとっても釣りをしたり歩いたりするのに安全でも適切でもない。


テトラでかい。そして、嫌な形状である

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 キャストできる位置まで水際に近づけるのは、堤防が折れ曲がっている個所から先端にかけてでは、3か所くらいしかない気がする。そして、ひとつの釣り座に入るのにかなり苦労する。ずるっといったら少なくとも釣り終了な感じなので、慎重に足場を選んでの移動を強いられる。なんとか水際まで出て行ってキャストしてみたものの、反応なし。


 港内側の様子も見たが、昨年5月に訪れたときのような子イカの群れは目視できず。ただひたすら透明度は高かったが、見えるのはここでもタカベ。なんだか異様にタカベが多い。


透明度は高い。でも、水温はやっぱり熱海と同じ

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スミ跡らしきものを発見。初島第二漁港

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 そして、隣のフィッシャリーナから出てくる船がどういうわけか港内をぐるぐる行ったり来たりしている。港内側を探りづらい。嫌がらせとしか思えない。釣り人なんぞ人と思っていないのだろうか。やっぱり夜来るべきだ。


 再び初島第一漁港へ。タカベがたくさん釣れている。しかも、15cmちょっとくらいでやっぱりまあまあ大きい。食べたら美味しそうなサイズだ。子どもがいい型のタカベを釣り上げ、観光客の視線を集めていた。結局、初島あたりでやるのに一番楽しいのはこのタカベ釣りなのかもしれない。堤防の付け根にちょっとした売店があり、そこでエサも仕掛けも買えそうだったので、エギングロッドでタカベ釣りをして、夕方になったら再度エギング、ということを考えたが、最終は確か17時台。どのみちあまり釣りができない。熱海に帰ってから終電まで粘るという手もあったが、前夜にあれだけいろいろやってダメだったのだ、ダメだろう、そして、そう思っている時点でもダメそうな予感。


 昼過ぎの便で熱海へ戻り沼津を目指すことに。


 帰りのイルドバカンス3世号では、日本人の嫁さんを連れたアメリカ人のおじさんに話しかけられた。なんでも彼も釣りが好きで、かつてはウォールアイ釣りなどに興じたという。私は高校生の頃に超短期でカリフォルニア州に語学留学をしていたことがあって、その際モントレー市の水族館を訪れた時の話をしたら、彼もダイビングでよくモントレーを訪れていたという。アメリカでも世間は狭いのだろうか。エギを見せたら面白がっていろいろ質問された。なんでも、南麻布に住んで、管理職専門のヘッドハンティングを行うコンサルタントをしているらしい(もらった名刺にそう書いてあった)。完全に私の知らない世界の住人だが、「これから日帰り温泉に寄って東京に帰ります」といっていたのが面白かった。


 熱海から東海道本線に乗って沼津へ。沼津まではわずか3駅だが、距離はかなりある。沼津駅では南口からバスに乗る。木負農協前行きなど、大瀬崎方面へ向かうバスに乗車。私が乗ったのは木負農協前行きだったので、寝ていたのだが、終点で起きて運賃を払う段階で仰天。なんと運賃は850円だった。路線バスでこの値段は近頃では記憶にない。3月の西伊豆~南伊豆釣行の際、大体の距離感はつかんでいたつもりだったが、夜だったし、思っていた以上にも遠いみたいだ。


 帰りのバスを確認すると、沼津駅行きは18:45が最終である。超早い。この時点ですでに15時を回っていた。短期決戦、かつ、夕まずめにはそれほど期待できそうにない。


 バス停の横が海でそこでも釣りができたが、浅く、なおかつ先行者のエサ釣りのおじさんがいた。「イカもそろそろいい頃だけどねえ」とは言っていたが、特に有力な情報は引き出せなかった。


沼津市街から30分程度でこの風景

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 木負堤防までは歩いて5分ほどだろうか。すぐに着いた。堤防根元には岩崎釣具店があり、看板には「アオリイカ、活アジ」などと書いてある。実績ポイントだけある。人気のポイントだけあって、釣り人は等間隔くらいの感じで入っている。エギンガーもいるが、カゴ釣りが多い。小さなマダイや40cmくらいのヒラメが釣れていたが、アオリイカは……。ただ、スミ跡はあった。なんとなく、昨晩の雨で薄まったようやスミ跡に見えた。古いもののような気がする。


 透明度の高い内側、さざ波立った外側、どちらもキャストしてみたが、アタリなし。ただし、海藻はいい具合に点在していて、すごくいい感じ。


 一度、ハコフグをなぜか子イカと間違えてしまった。


 水温は、15℃ちょっと。熱海&初島よりも1℃以上高い。アオリイカが捕食を行うのは14℃から。ここ数週間、苦しめられている14℃の壁。そのボーダーライン上での1℃は非常に大きい。「昨晩からここに入っていれば。」前夜の判断が悔やまれた。


ここにもスミ跡多数

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日が暮れかけた頃に、ようやく取れたアタリはタコ

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 結局何もできずにタイムアップ。


 帰りのバスは沼津駅まで乗客は私ひとりだった。


 そして、翌16日(月)、黒潮の蛇行した分流が入ったのか、沼津内浦周辺の水温は17℃まで一気に上昇。すぐに状況が変化するわけでも無いと思うが、この状態が安定すれば、アオリイカの釣果も上向くであろう。
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by rikkyofishing | 2012-04-15 23:24 | エギング

4月14日 熱海港

4月14日 熱海港



釣果:なし


 春イカを狙ってエギングを開始して以来、なかなかアオリイカが釣れない。先月末に訪れた四国では、「昨年の台風以来でアオリイカの子イカが流され不調」と言われ、先週の下田遠征ではコウイカ2発。もう十分に足掻いたではないか、ということで、離島遠征も視野にいれ釣り場選びをしていた。話によれば、三宅島では3.8キロが釣れたらしい。新島ではキロ前後ならば堅く、3キロくらいまで出ているという。神津島は情報はなかったが、三宅島、新島ともに釣れているのならもういいはずで、むしろ今こそといった感じなはずである。


 横浜発の夜行船で週末弾丸神津島釣行、といきたいところだったが、金曜夜、雨が降りだした。これは西日本から東日本一帯で降った模様。雨のなかの離島はリスクが大きいような気がした。選択肢としては、水温としては十分な紀伊半島という手もあったが、紀伊半島も台風の影響で例年に比べれば釣れていないというし、この雨はよく土曜日の深夜まで止まないということであった。


 とりあえず、金曜夜は釣具屋でエギを調達したり、家で本を読んだり画集を眺めたりしながら様子を見つつ、待機。翌土曜日も雨模様でなかなかやむ気配がなく、家を出るタイミングを逃す。予報によれば、夜23時前にはやむようだったので、夜ポイントに入ることにした。肝心の釣り場だが、もうこの段階では遠くへは行けない。エギングでは昨年春に一度訪れ、その際真横で別のエギンガーにアオリイカを釣られたこともある熱海港へ向かった。


 私は熱海や伊東、先週訪れた下田のような年季の入った観光都市が、あまり好きではない。はっきり言ってしまえば、嫌いである。首都圏から近く、「なんとなくどこかに行きたい」というような、動機の不明確な観光客が多い町は、退屈に思われて仕方がない。そんな町に夜訪れると、大抵は時間をもて余した観光客が外をふらついていたりして、釣り始める前からなんだかどっと疲れが出てしまうのだ。


 家を出る直前に思い付いたのは、水温が東伊豆側と比較して少し高いという沼津の内浦湾一帯だったのだが、沼津駅からの移動がバスで、それなりの距離を走るということが以前の西伊豆釣行の際に自分で走ってみてわかっていたので断念。後にこの判断は深く悔やむこととなる。


麺匠うえ田

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 熱海の町でラーメンを食べてから港へ。ラーメンは「麺匠うえ田」という割と新しいと思われるお店。いや、どうかわからないが、あまり見覚えがない。といっても、熱海にはほとんど来たことないのだが。にんにくと豆板醤を多目に放り込んで、夜の寒さに備える。


 東海汽船と初島航路の発着場横で竿を出す。釣り場に入った22時過ぎは、私以外には釣り人はいなかったのだが、徐々に釣り人が増えていった。いきなり横に紀伊半島ばりのハードなジャークを繰り出す少年が表れ、驚いた。ほかには、サビキ釣りのような釣りをしている人が数名。驚いたことに、大部分がエギングだった。


 では、釣れているのか。答えはもちろんノー。ことエギングに関しては、エギンガーの存在それ自体はアオリイカが釣れていることを意味しないのだ。大概が「そろそろ釣れるはず」という考えで釣り場に立っている、愛すべき人々なのである。「釣れますか?」「釣れません」というやり取りを幾度か繰り返す。


 水温を計測してみると、ギリギリ14℃。表層も中層もあまり違いはない。


 早まったな。予想通りではあったが。


 こうなると翌朝からの行動を考えねばならない。沼津へ行くか、はたまた多少水温が上がったという下田近辺まで南下するか、多少の水温上昇を信じて熱海沖の初島へ向かうか。


 結果、もっとも手軽な初島へ。釣りをしていた場所のすぐ横から船に乗ればよいだけである。南伊豆方面は妻良では水温が16℃を越えたというが、(件の水産総合研究センターHPより)自分で行ける下田はどうか微妙だった。そして、沼津方面も釣れているという有力な情報はなく、陸続きで半島の反対側へ、10数キロ移動するよりも、海を越えよう、と。


 朝になるまではいろいろ試してみた。熱海港の防波堤手前の岸壁から探ってみると、潮流が思いの外速く、釣りはしづらいが、なにかが起こりそうな感じはなきにしもあらず。何も起こらなかったが。


 エギをローテーションしてみたりしたが、こちらも身を結ばず。有名釣り人のマネをして、いつもと異なるシャクリをしてみたら、腕をつりかけた。その後、ずっと右腕の違和感。いらぬことはすべきではないものだ。


 客船発着場の横にあるフィッシングショップサンワのホームページにはアオリイカの釣果情報が少しだけ出ているのだが、まだまだ本調子ではない感じ。早朝、お店から出てきた人にイカの釣果を聞かれたが、釣れていないむねを伝えると、「やっぱり」といった表情だった。


 
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by rikkyofishing | 2012-04-15 23:23 | エギング
4月8日 静岡県下田市福浦堤防周辺、犬走島堤防周辺



釣果:コウイカ500g×1


 9時起床。花粉のせいで目鼻の調子が悪い。前日と前々日丸一日活動したのだから無理もなかったが、とりあえず薬を飲んで宿を出た。驚いたことに、宿泊客は私ひとりだった。河津桜は散っただろうし、微妙にオフシーズンなのか、この宿がヤバいのか、どちらなのかは不明。


 この日は風が収まる予報だったのだが、微妙に残っていた。東よりの風だった。追い風にするべく福浦方面へ海沿いの遊歩道と岸壁を歩いてく。岸壁にはキス釣りを楽しむ人がいて、バケツにはキスが数匹入っていた。


ちょっと穏やかになった

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ただ、なんか潮の色が緑っぽい

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弁天島周辺 干潮時

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いろいろ準備は万端なのだが、気ばかりがはやまる

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 ほかには、前日と同様クロダイのウキ釣り。緊張感がなく釣れている感じではなかった。岸壁には福浦堤防方向へ突き出た小堤防があり、その奥にはスロープ、いつもの駐車場がある。駐車場横には流れ込みがあり、イカにはよくなさそうだったが、何となく気になって昨日もエギをキャストした。スロープ方向にはもうひとりエギをキャストしている人がいた。エギングはシャクリの音で同じ狙いであることがすぐにわかっていい。ここではあまり期待せずにダラダラと反応を見るつもりで、岸壁に座り込んでいた。すると、隣のエギンガーが声をかけてきた。エビス根でヒラスズキを釣り、お土産にイカでも釣れないかとエギをシャクっていたところだと言う。さらに、埼玉の熊谷からやって来たと言う氏が言うにはスロープ周辺のブイあたりに300gくらいのイカが漂っているのを偏光グラス越しに目撃したと言う。大平洋側は産卵に個体差があり、春でも秋イカサイズを見かけることがある。昨年も5月の初島で子イカを見かけた。まあ、いてもおかしくはない。水深が浅く、海水も温められやすいのだろう。そんな話をしつつも、やっぱりアオリイカにはまだ早いみたいだ、そんなことを言い合っていると……。


 ボトムでエギを放置しながらティップを下に向けていた私のセフィアが突如大きくさらわれた。私と隣のエギンガー、ともにほぼ同時に異変に気づき、私は即座にロッドを立てた。重みが伝わる。ドラグがズル、ズルとでてなかなか寄ってこないが、あまり抵抗しない。果たして水面に浮いてきたのは大きなコウイカであった。


この日は快晴。風は残ったが、前日よりはまし

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コウイカ。重かったので、隣の人にタモ入れを頼んだ

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 コウイカサイズアップ……。まさかの展開である。私はクーラーを持っていなかったので、取り込みを手伝っていただいた隣のエギンガーにイカは差し上げた。「要りますか?」と聞いたら、即答で「要る!」とお答えになったのが面白かった。普通に流通しているモンゴウイカなどほとんど外国産だろうし、天然かつ国産のモンゴウイカはさぞかし美味しかっただろう。ややもったいないことをしたが、今回の狙いはアオリイカであってコウイカはあくまでも外道なのである。


 ただ、コウイカを狙って釣れるようになったらそれはそれで面白そうだな(笑)。


 しかし、アオリイカはいずこ……?


 熊谷から来ているというエギンガーとわかれ、私は福浦堤防へ。昼過ぎ、ちょうど干潮に向かっている頃で、堤防外側の基石付近から繁茂している海藻が海面近くまで伸びているのが確認できた。これだけ海藻があれば、アオリイカは確実に産卵場所としているはずである。堤防外側のテトラが入っているあたりに二人連れのエギンガー、それ以外はみなカゴ釣りのようである。先程のエギンガーの方によると、どうやらムツを狙っているようだ。昨晩はルアーでも釣れたとか。2日間でアジに関する芳しい話は耳にしなかったが、ムツは接岸しているようである。


 それにしてもエギングの釣り人はどの堤防でも姿を見かける。本格シーズンを前に待ちきれずにやって来た、私と同じような境遇の人々だろうか。


 この日も風向きがたまにかわる。当初は湾内側から吹いていたため堤防外側を探っていたが、やがて風向きが変わり、湾口側から吹いてきたりもした。


 堤防先端まで探ってみたが、反応がない。移動することにした。


吉田松陰先生、あちらですね! 微妙に犬走島堤防の方をさしていた

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 移動しつつ先程の岸壁も探っていったが、反応はなし。まどが浜の岸壁でもキャストをしてみたが休日で子どもが多かったのでやめてすぐにロッドをたたんだ。この時点ですでに14時過ぎ。昼食にした。二日連続マックスバリュである。


 下田は金持ちの観光地なのであまり安くて美味しいお店がないのが残念だ。(いや、恐らくあるのだろうが、知らないだけなのだろう。土地柄あまりそういう店は喜ばれない。)


 犬走島堤防へ向かう途中、地元のおばさんが、「イカは知らないけど、干潮になるとタコがたくさん見えるわよ。手で捕れそう」と教えてくれた。


 犬走島堤防には休日にも関わらず、あまり人がいなかった。というのも、昼過ぎから風向きが変わり、犬走島堤防では釣りがしづらかったタイミングだった。


 春とはいえ、まだ日は短めだ。もうそろそろ日が傾いてくる。今のうちに風と相談しつつ夕まずめに粘るポイントを探しておかねばならない。


 下田海中水族館から下田東急ホテルの前のワンドまで見て回ったが、足元にびっしり海藻が繁茂していたり、攻めづらそうな印象。雁島や堤防など、ディープにアクセスできる足場があるのに敢えてここで竿をだす理由は見つからなかった。


 海中水族館の横でも竿を出したが、真横にイルカのイケスがあってなんとなく居心地が悪かった。


 暗くなる前から雁島に入った。湾中央部側へキャストするとエギがなかなか着底しない。また、表層を漂っている海藻などにラインをとられ、あらぬ方向にエギが流されてしまったりと、思い通りにいかない。仕方ないので、岸と平行にキャストし。時間をかけてじっくり探る。浅場の藻場に差してくるアオリイカを迎え撃つイメージ。しかし、アタリがないまま時間は過ぎていく。


いきなりイルカ?

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 横浜へ帰る電車の終電は、20:38。釣りができるのは20時ちょうどで制限時間いっぱいだろう。そう思いつつ、エギを変えてみたり、シャクるテンポを変えてみたり、いろいろやってはみたが、そのまま時間切れとなった。


下田東急ホテルの前のワンド

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 伊豆半島の春イカXデーはいつなのか。


 次週はやっぱり西へ行こうか。あるいは、離島だろうか。


ロッド:シマノ/セフィアCI4 S806M
リール:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
ハンドル:リブレ/アヴェントゥーラ
ライン:東レ/スーパーエギングPE 8ブレイド 0.6号
リーダー:サンライン/エギリーダーFC 2号
スナップ:ささめ針/道具屋さん エギスナップM
エギ:ヤマシタ/エギ王Q、エバーグリーン/エギ番長、フィッシュリーグ/フラッシュマックス、ハリミツ/墨族

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by rikkyofishing | 2012-04-08 11:28 | エギング
4月7日 静岡県下田市福浦堤防周辺、外浦、犬走島堤防周辺



釣果:コウイカ1パイ



陽気は春なのだが

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 桜がきれいに咲いていた前週末の四国遠征から戻ると、東京神奈川の首都圏でも桜が開花した。春である。春の良型アオリイカを狙ったエギングの季節なのだ。とはいえ、今年は季節の進行がやや遅く、水温はまだ低い。エギングで釣れたという話もないわけではないが、やっぱりまだまだ少ない。ただ、まだ今年に入ってから伊豆方面でちゃんと竿を出したわけでもないし、釣れないかどうかはやってみないとわからないのである。水温も低いとはいえ15℃近くはある。(水産総合研究センターHPより)ここで釣果のみを求めて離島や三重&和歌山方面へ行くのも違う気がした。あまりにも釣れないのには閉口するが、別に漁師ではないのだし。ダメだったらそのときまた考えればいいのである。とりあえずいま、桜がまだ散らない4月はじめに、やれるだけのことを伊豆半島でやってみよう。そういうわけで、案の定今回も吹くという春の風をどこかしらで背負うことができ、いちばん暖かそうな南伊豆は下田湾を目指すことにした。


 私にとって南伊豆は“鬼門”である。鬼門、というのは、本来は、方角に対して言うものなので、土地そのものに対して言ってしまうとお里が知れてしまうというか、知識の程度を露呈してしまうところだが、この際はそのへんの些末なことはどうでもいいのだ。


 さて、それではどんな風に鬼門なのか? まず、学生時代にはそれこそ何度も訪れているが、目立った釣果を出せた試しがない。毎回意気込んでやって来た割には、シロギスとかハゼとか敢えてここまで来ずとも釣れる魚ばかり釣っていた気がする、いや、というか、それが事実だ。これだけでも釣り人としてはあまりよくない流れであるが、悪いことは釣れないことのみにとどまらない。災難というか、よくないことが起こるのは決まって南伊豆、下田近辺である。


 先日、アジング&エギング調査のためレンタカーを借りて沼津から西伊豆、さらに中木、妻良を探ったうえに丸ボウズだったその帰りのこと。国道414号を通って沼津へ抜け東名高速経由で帰ろうと、下田市街へ。反応の鈍いナビのせいで誤って裏道に入ってしまい、サイドミラーを勢いよく電柱にぶつけてぶっ飛ばし、レンタカー屋で2万とられた。もう少しでゴールド免許だったのに、それも消滅。


 大学3年の春頃には、青野川でウナギ釣りをしていたら、当時所有していた唯一のシーバスタックル、ダイコー/プレミアブロスとシマノ/アルテグラ4000を護岸に置き竿していたところ、通りがかった軽トラに粉々にされたこともあった。しばらくショックから立ち直れず、以降長らくシーバスタックルを持たない時代が続いた。


 何を法的な根拠にしているのか見当もつかないが「夜釣り禁止」だという外浦で、酒を飲んで夜釣りをしていたら、地元民に伊勢エビ密漁の嫌疑をかけられ、頭の悪そうな漁師に額から血がにじむまで土下座をさせられたこともあった。


 熱中症になって言語障害になったこともあった。


 そして、私が参加していないときに限って回遊魚やアオリイカが爆釣だったなんてことも一度や二度ではない。


 呪われているとしか思えない。安倍晴明も真っ青の相性の悪さだ。


 だが、関東に住んでいる限り、アオリイカのエギングにしろヒラスズキにしろメバルやアジにしろ、伊豆半島は近場では最も有力な釣り場であることは疑う余地がない。苦手意識を克服したかったという事情もあった。


 そして、金曜の夜、会社から直行で受難の地・下田へ向かった。職場のある港区からは、東海道線と伊東線、伊豆急を乗り継いで3時間以上。乗り換えは少ないものの、けっこう時間がかかるのだ。そのため、20時過ぎには港区内を発たねばならず、“花金”(←もはや死語)のオフィス街を、帰宅中サラリーマンを蹴散らしながら全力疾走するはめになった。上下巻の小説の上巻のみを持ってきていたが、途中で読み終わってしまい、かなりの時間を電車内で手持ち無沙汰で過ごすことになった。


 下田駅に到着したのは、23:30分頃だった。場末の街並みは、すでに寝静まっていた。駅周辺で明かりが着いているのはローソンぐらい。下田駅から下田湾の主な釣り場である犬走島堤防までは徒歩でおよそ15分、福浦堤防まではおよそ30分ほどだ。これはいずれも私の釣り場でのはや歩きによるものなので、実際はけっこう距離がある。普通の人は歩かない。ただ、歩きだと大場所間の移動途中の駐車場がないような細かなポイントをじっくりフォローできるというメリットもある。


 が、夜間のプライムタイム(かもしれない時間)を無駄にしたくなかったため、駅前でタクシーをひろう。湾内の最も外海側に位置する大きな堤防、福浦堤防へ向かう。運転手さんも釣りをすることがあるようで、最近はカマスが釣れているとのことだった。また、種類ははっきりしないが、イカも出ているらしかった。ちょうど日付がかわる頃、現場に到着すると、駐車スペースには湘南ナンバーの車がわずかに1台……。やっぱり微妙なのだろうか。


満月が、煌々と辺りを照らしています

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 月は満月、潮は大潮。タイミングだけみればエギングには最適である。問題はただひとつ、1℃か2℃ばかり足りない水温のみだった。


 堤防へついてみると、ほかのアングラーが2名。堤防先端でキャストをしている。ルアーロッドのようだが、全くシャクっていなかったので、エギンガーではなかった。よく観察していると、一度何かの魚を取り込んでいた。あとで聞いたら、メバルだそうな。サイズも25cmほどでまあまあだった。ほかにはタクシーの運転手氏が言うとおり、カマスが釣れるという。時おり水面をぴちゃぴちゃやっているのはカマスだそうだ。少し前まではアジが釣れているという話もあったようだが、このときはすでに気配はなかった。アジが居ればそのアジを手がかりにアオリイカの居場所を探し出すこともできそうだが、状況的にそれは無理。アオリイカが寄りそうな場所、海藻まわりや水温が安定したディープエリアを軸にして探っていった。福浦堤防の外側からやや強い風が吹いていたため、内側へ向けてキャストを繰り返す。海藻は多く、また堤防先端付近ではかなりの水深があるようでエギの着底を感知することが困難だった。


いつのまにか朝に。いつものことだが。

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 朝までシャクリまくった。一度足元でずるっという変な感触とともにアタリがあったが、とれなかった。何らかの軟体系であることは間違いないと思うのだが……う~ん、ひと晩がんばってもやっぱりダメなのね。


 須崎半島を赤く染めながら夜が明けた。結局何も起こらなかったので、クロダイ釣りのウキ釣り師がちらほら動き始めていた浄化センターの横の護岸など、順次探りながら国道方面へ戻る。アオリイカなのかどうかは微妙なところだが、所々にイカ墨と思われる黒いシミがあった。ただ、数は少ない。国道沿い、ジョナサンの近くに新しくできた(?)「すき家」で朝食。朝食後はフィッシングナカダに寄ってみた。思えば水温計が壊れてしまったため、探していたのだった。が、なかったので、そのまま今度は因縁の地、外浦へ。


大量の海藻 外浦港

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 ここは海藻が豊富でいかにもアオリイカがいそうである。事実、昨年刊行の雑誌『ルアーマガジンソルト』では、山田ヒロヒトと児島玲子がこの地で日中エギング対決を行い、両人ともに釣果をしっかり出している。また、外浦の近くの板見港では昨年1月、真冬にエギングでアオリイカを立て続けに2ハイ釣った人(しかも女性だった)を目撃したこともあり、ひょっとしたらこのあたりは低水温でもなんとかなるエリアなのではないか。そう思って、国道を経由して須崎半島の反対側へ向かった。


 ちょうど風は西よりだったため、外浦の堤防から湾内側へキャストする分には釣りは可能。追い風だし、場所にもよるが大体の場合は背後の山が風を遮りほぼ無風だった。そして、私のほかにも気の早いエギンガーが二名ほどエギをシャクっていた。


 しかしながら、反応がないまま時間は経過し猛烈な睡魔に襲われだす。前日朝からずっと起きてぶっ続けで活動しているのだから無理もない。日が高くなり、日射しで暖かくなってきていた。堤防も日光で多少は暖められていた。軽く横になって眠ってみようかと思ったのだが、やはり風が冷たく断念。地面も冷たい。ここで家に帰ってベッドで眠りたいという誘惑に駈られる。しかし、それではなんのためにここまで来たのだ、とぐったりしながら自問自答する。


「たっすいがは、いかんぜよ」と龍馬さんもおっしゃってます

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 私の選択は、下田に残ってこの日と翌日曜日をフルに釣って釣果は出ずとも完全燃焼するというものだった。柿崎の安宿を予約した。


 しかし、宿のチェックインは15時から。でも、今眠い。どこか軽く眠って睡魔を飛ばすことができないか。結局、下田駅へ戻って待合室で小一時間うとうとした。そうするとだいぶ回復するのである。回復後は下田湾のもうひとつのメジャースポット、犬走島堤防へ。ド干潮で海藻の位置が丸わかりである。下田湾内は風向きが比較的頻繁にかわる。そのため、このときは堤防の外側も内側もともに攻めることができた。しかし、鵜が小魚を追い回していたり、その割には小魚の気配が薄かったり、プラスの要素が少ない。なかなか釣果に結び付く何かをつかめずに、犬走島の磯場からキャストをする。数投目で、ロッドに重みが伝わり、たいした力ではないが抵抗を受ける。寄せてくると、小さなコウイカだった。


コウイカ。大量の墨を吐く

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ヒットエギはハリミツ/墨族3.5号ゼブラグローR

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 犬走島堤防の犬走島から港内側へキャストしていたらヒット。


天気はいいけど、風が強い。春の天気だ

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 タイミングとしては干潮から上げに入って潮が動き出したところだろうか。コウイカはボトムをキープすると釣れるようだが、このときは一度ボトムから大きく跳ね上げてそこからワンピッチで少しスラックを出したジャークを繰り出していたところだった。持ち帰りの装備はないし、サイズもちょっと小さすぎたし、いずれにせよ外道なのでリリース。小さいながら大量の墨を吐いたため、潮溜まりで洗ってから撮影せねばならなかった。リリースしたら、泳いでいく姿はアンモナイトにそっくりだった。


 ヒットエギはハリミツ/墨族の新色「ゼブラグロー・レッド」。スロージギング用のメタルジグで流行りのゼブラグローをエギにも採用したもの。エギのゼブラグローカラーは意外とない。予想外の釣果がでて、エギのカラーに革新をもたらすのではないか、などと思ったりしている。今後が楽しみなカラーだ。


犬走島堤防(*干潮時の様子)

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犬走島のコウイカを釣った足場

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 昼食は15時頃にマックスバリュで惣菜とおにぎりを買って済ます。地方都市の物価の安さに驚く。「コロッケ1個17円」だとか。まあ、あまり具が入っていないということなのだろうが、それでも安い。試しに一個買って食べてみればよかった。


 夕方から夜にかけては犬走島堤防から雁島、下田海中水族館までの間の磯場を叩くことにした。


 風は依然として強い。風を背負う形でないと釣りが難しい。雁島など、背後を遮ってくれる場合以外は、まだまだ風が冷たく、負担が大きい。


雁島周辺は浅い。が、湾内側はすぐに深くなる

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吊り橋

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岬上の平磯

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雁島脇には流れ込み

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 というか、風はまだまだかなり冷たかった。まあ、アオリイカにはまだ早いんだろうな、結局のところ。


 なかなかアタリはなかったのだが、雁島から犬走島堤防へ向かってキャストし手前に探ってきていたら、明らかにイカのアタリをずるっと、……とりそこねた。


 アオリイカかどうかはわからないが、正体を見たかったところだ。20時、宿へのチェックインがあるため、ここで初日タイムアップ。日付がかわる頃、釣りを開始し、20時間。疲れた。


 宿の温泉にじっくりつかり、よく眠って翌日にそなえる。風はやまない。しばらくまともに寝ていなかったこともあり、翌朝の朝まずめはとてもじゃないが無理だと判断した。



ロッド:シマノ/セフィアCI4 S806M
リール:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
ハンドル:リブレ/アヴェントゥーラ
ライン:東レ/スーパーエギングPE 8ブレイド 0.6号
リーダー:サンライン/エギリーダーFC 2号
スナップ:ささめ針/道具屋さん エギスナップM
エギ:ヤマシタ/エギ王Q、エバーグリーン/エギ番長、フィッシュリーグ/フラッシュマックス、ハリミツ/墨族

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by rikkyofishing | 2012-04-07 20:50 | エギング
【遠征】4月1日 高知県東洋町甲浦港、徳島県海陽町竹ヶ島周辺→那佐湾→鞆浦漁港周辺



釣果:なし


甲浦港

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 ホテルの部屋に射し込んできた日射しが眩しくて目を覚ました。快晴。しかしながら、さすがに、朝まずめは釣りに行く気がしなかった。7時過ぎに起き出し、朝食後、チェックアウトし荷物を担いで海へ。荷物といっても2日分なのでそれほどの量ではない。


 湾内でキロ未満が多少釣れているという甲浦港から昨晩の竹ヶ島、宍喰周辺を経由し、那佐湾まで探って海部駅から徳島市内へ戻るというのが、この日の構想。


 大体、徒歩で10km弱を1日でまわる。お遍路さんたちは1日で30km程度歩くと言うから、比べればたいした距離ではないが、釣りながらとなると其なりのテンポで、気配のない場所は早めに見きっていかねばならない。横浜へ帰る高速バスが徳島駅を出るのは22時。それまでに徳島駅まで帰る必要があったのだが、私が想像していたよりも徳島は田舎で、東側の海岸沿いを走るJR四国・牟岐線は電車の本数も非常に少なく、走行区間の一部がワンマン運転である。徳島市内まではせいぜい80kmほどなのだが、待ち合わせなどで駅に停車することもあり、電車で2時間半ほどかかってしまうという。


 そんな事情で、釣りができるのはどんなに粘っても18時までだ。


 18時……日がようやく沈むか沈まないか。夕まずめ、チャンスは短い。


 私は事前情報で海部駅からも近い那佐湾でイカが多少上がっているという情報を入手していた(タハラ=スクイッドマニアのおばちゃんは否定的だったが……)。夕まずめは那佐湾でギリギリまで粘ろうか。


 そんなことを考えながら、四国八十八ヶ所巡りの「遍路道」でもある国道55を歩き出した。


 すぐに道をそれ、甲浦港へ。昨晩、国道55号の上から見下ろした感じでは、漁港というには少々大きいという印象を受けた。漁船もたくさん止まっていたから、漁港であるには違いないのだが、やや大きめの作業船みたいなものも停泊していた。港を形成する湾もそこそこ大きそうだった。


 8:30、甲浦港


 港内の様子を見ると、水はクリアで前日の雨の影響は少なそう。


沖に突き出たテトラ

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水の色はクリア

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入り組んだ地形

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 港内は昼間ということもあり、水揚げも終了し間延びした雰囲気。スロープで漁船を水圧で洗っているひとの姿があった。釣りをしている人は私のほかにはほとんどおらず、しかもエギングの釣り人は皆無。


 多分、タイミング次第では釣れるポイントだと思うのだ。しかし、アタリがない。甲浦大橋の下は水深がありそうで、なおかつ港内と外海とをつなぐ場所。アオリイカも必ずここを通るはずであるのだが、う~ん。


 ダメそうなので、見切って次のポイントへ。昨晩探った竹ヶ島。新しめのスミ跡もあったし、エギンガーもいたが、ダメ。昨晩は港内で一度エギを追尾するそれらしき影を見かけたが、やはり数は多くないのか。


さて、次は竹ヶ島へ

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昨日の雨がなかったことのように、水は澄んでいる

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竹ヶ島へ向かう途中の道路。このテトラもポイントだが、どうも浅すぎていまひとつ

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海藻もあまり生えていない

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遠くでパドルボードを楽しむ人々が

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竹ヶ島との海峡部

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昨晩はなかったと思われる墨跡が

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港の出入り口も攻めたがダメだった

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 海峡部は魚やイカの通り道となるはずなのだが、いかんせんここは少し水深が浅すぎる気がした。もう少し深ければ回遊を待つ勇気も持てたのだが、潮もあまり効いていない感じだったし、次の宍喰浦方向へ。


竹ヶ島は国定公園らしい

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海沿いを歩いて宍喰へ。アップダウンが激しく遠回り

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でも桜がきれい。こういう誤算はいいものだ

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宍喰浦の化石漣痕

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 途中、化石漣痕という岩を見たり、見事な桜の咲いた道を歩いたりした。宍喰浦の港は、堤防の外側が異様に高く、内側でしか釣りができなさそうだったため、スルー。


宍喰の港はなんとなくスルー

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次のポイント那佐湾までは大体3キロくらい

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しかし、なかなか見えてこない

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 やっぱり那佐湾が気になる。あまり見かけない珍しい地形。


ようやく着いた

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 ただ、全体的に浅い。小魚がたくさん入ってくるなど、タイミング次第では釣れるのだろうが、そういう感じでもない。さらにボトムはふわふわした藻で、ボトムをとると一発でカンナに引っ掛かってくる。ボトム一面に生えている。すごくやっかいだ。


ポイントはちょこちょこある

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ちょっとした漁港もある

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徳島県では漁船も駐車場に停める?

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狼煙台

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事件があった場所らしい

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こんな岸壁もある

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桜はこの時点ですでに満開

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 結局、那佐湾でもノーヒット。絶体絶命。


 起死回生を願って、海部駅から徒歩10分程度の鞆浦漁港へ。港内はなんとも……。いないことはないと思うし、アオリイカのエサになりそうな小魚も豊富だった。だが、決定的だったのは、藻。やたらとエギのカンナに絡んでくる嫌な藻である。さらに、アオリイカが卵を産み付けるような藻のでもなさそう。海藻というより、ボトムに生える藻といった感じ。なんとなくだが、潮通しのよいところにはないような藻の気がして、あまりいい感じがしなかった。港内を念のため歩いて探る。


 ここじゃない。そう感じた。それが夕まずめ前にわかったのはよかった。


鞆浦港

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藻がやっかい

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こういうフワフワした藻がボトムにも密生していた

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 フワフワ藻に何となく違和感を感じ、鞆浦漁港の外へ出た。そこには、小さなワンドを囲むようにして堤防があった。その堤防にのって、沖の島との海峡部にエギをキャストすると、ものすごい勢いでエギが引っ張られる。激流だ。左から右に向かってどんどん流れていく。止まらない。ボトムなど、一切とれない。足元に押し寄せる波も、右から左から交互に押し寄せ、潮流の複雑な場所であることがわかる。ラインを少しずつ出しながらうまい具合にエギをドリフトさせて探るつもりだったが、結局何もかからない。ただ、こちらの方が海草が普通の海草でイカがつきやすそうだった。


 でも、まあ、ダメなもんはダメ。


港の外側に目を移すと、こちらのほうがよさそう

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こんな感じに足場はテトラ

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この沖の島との間は激流

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 激流の中のアオリを引きずり出すことは今の私にはできないようだったので、釣り座を少し変える。鞆浦港方向へ少々移動した所にある磯場だ。ここならば流れは緩んでおり、エギをボトムで放置したりといった攻め方も可能。岬の先端まで出て、沖に向かってキャスト。沖にはテトラ帯があり、隣の海部川の流れは多少遮っていた。


ちょっとした磯場へ

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日蓮和尚も応援しているぞ! が、しかし!

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 どういうゆかりなのか知らないが、この像は日蓮和尚だそうな。日蓮のモニュメントはやたらと各地で見かける。私は親鸞上人びいきなので、日蓮さんはあまり好きではないが、かなり頑張って祈ってくださっているように見えたので(笑)、私も頑張ることにした。


 しかし、ダメなり。ただ、港の出入口で潮の当たり方が港内とは全然違っていた。何となく、タイミング次第では一発がありそうな雰囲気である。一晩粘ってみたいポイントだ。


徳島ラーメンくって、横浜に帰った

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 徳島駅で本当に少しだけ時間があったので、名物だという徳島ラーメンを食べに行った。前日午前、阿南駅で電車がなくなり途方に暮れていたところで目に入った観光パンフレットに徳島ラーメンがたくさん掲載されていた。私はこの徳島ラーメンというものを寡聞にして知らなかったが、知人らによるとそれなりに有名らしい。昨今のいわゆる「B級グルメブーム」の影響なのだろうか。ただ、このパンフレットを見る限りでは徳島ラーメンといってもさまざまなタイプがあるようで、何をもってして徳島ラーメンであるとされるのか、私にはいまひとつ判然としなかったのが正直なところであった。とりあえず、チャーシューメンとギョーザとご飯を掻き込んで満足して横浜に帰ってきた。




ロッド:シマノ/セフィアCI4 S806M
リール:シマノ/セフィアCI4 C3000HGSDH
ハンドル:リブレ/アヴェントゥーラ
ライン:東レ/スーパーエギングPE 8ブレイド 0.6号
リーダー:サンライン/エギリーダーFC 2号
スナップ:ささめ針/道具屋さん エギスナップM
エギ:ヤマシタ/エギ王Q、エバーグリーン/エギ番長、フィッシュリーグ/フラッシュマックス、ハリミツ/墨族

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by rikkyofishing | 2012-04-02 09:12 | エギング